競馬の還元率(控除率)の仕組みを解説!還元率を考慮しつつ勝つための方法は?

競馬の還元率の仕組みを解説!還元率を考慮しつつ勝つための方法は?

馬券を買っている人で「還元率(控除率)」を考慮している人はあまりいないのではないでしょうか。
競馬の馬券を買っている人で、なかなかプラス収益にならないという人は、還元率について意識してみると馬券の買い方が変わってくるかもしれません。

本記事では馬券の還元率の仕組みと、還元率を考慮しながら競馬で勝つためにはどのような買い方をすれば良いかについて解説します。

回収率が高い競馬予想サイト
12月28日(日)ホープフルステークス[G1]

12月7日中京7R「マスタードラゴン」プランで5,400円 →1,135,170円の払い戻し!
今なら無料登録で12月28日(日)ホープフルステークス[G1]の買い目がみれる!

無料でホープフルステークスの予想をみる

競馬は掛け金が全額配当金となるわけではない

競馬は掛け金が全額配当金となるわけではない

競馬の配当金は、私たちが馬券を購入する際に支払った「馬券代」から出されています。
しかし、私たちの馬券代がすべて配当金となるわけではありません。

馬券の売上の中には「還元率(控除率)」というものが設定されています。

還元率(控除率)とは
簡単に言えば「運営している側が利益として得るお金の割合」を表しています。

たとえば、還元率50パーセントのギャンブルをして、100円支払ったとしましょう。
100円のうち、50円は還元率として運営側の取り分となり、残り50円分が配当金として的中者に支払われることとなります。

したがって、競馬ではどれだけ高い配当金となったとしても、かならず運営側は一定の利益を確保できるような仕組みとなっているのです。
配当金というのは、還元率を差し引いた馬券の売上を、馬券を当てた人たちで分け合っているということになります。

オッズが低い買い目は多くの人が勝っているのでひとりあたりの配当金は少なくなり、オッズが高い買い目は勝っている人が少ないので、少人数で残りの馬券代を分け合うことになるので、配当金が高額となるのです。

還元率(控除率)は券種によって異なる

還元率は券種によって異なる

競馬においては、還元率は馬券の券種によって異なります。
もっとも高いのは「単勝」の80パーセントで、もっとも低いのは「WIN5」の70パーセントです。
平均配当が高い馬券であればあるほど、還元率は低くなると考えておけばよいでしょう。

このことを考慮すると、還元率が低い馬券のほうがプラス収支にしやすいのではと考えるかもしれませんが、還元率が高い券種はそもそもプラス収益にしにくいので、利益を考えるのであれば、還元率が低くても3連複や3連単を当てるほうが効率は良いです。

中央競馬と地方競馬でも還元率(控除率)は異なる

中央競馬と地方競馬でも還元率は異なる

中央競馬と地方競馬でも券種ごとに若干控除率が異なります。

たとえば3連複は中央競馬の場合は25パーセントですが、多くの地方競馬場では27.5パーセント、ホッカイドウ競馬は30パーセントとかなり高めです。
その代わりホッカイドウ競馬ではワイドの控除率が20パーセントともっとも低くなっています。

あまり気にする必要もありませんが、マメ知識として覚えておくのはありかもしれません。

控除されたお金は何に使われている?

控除されたお金は何に使われている?

支払った馬券代のうち、2割ないし3割が競馬場を運営する側の取り分だと聞いて多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれですが、取り分となったお金、つまり「控除されたお金」は何に使われているのだろうと疑問に感じた人もいるのではないでしょうか。

中央競馬を開催しているJRAは、国が認めているギャンブルである、「公営競技」のうち、唯一国が運営費を出資しています。
そのため中央競馬の場合、控除のうち10パーセントは税金として国庫に納付されます。

納付した国庫は、畜産業の振興や社会福祉のために使われており、競馬ファンは馬券を通じて地域を手助けしているともいえるでしょう。

そして、残りの15パーセントないし20パーセントはJRA側の取り分となり、職員に対して支払う給料だったり、レースの賞金、競馬場の運営費として使われています。

一方、地方競馬も国庫納付はしていないものの、地方競馬を開催している地域の振興や社会福祉などに一部充てられており、こちらも馬券を通じて地域の運営に貢献していることになります。

ほかのギャンブルの還元率(控除率)はどれくらい?

ほかのギャンブルの還元率はどれくらい?

競馬の馬券の還元率が70パーセントから80パーセントであることは分かりました。
ちなみにほかのギャンブルの還元率はどれくらいなのでしょうか。

競馬以上に私たちにとってなじみの深いギャンブルといえば「宝くじ」です。
特に年末ジャンボやサマージャンボの1等賞金は数億円にもなり、とても夢があります。
ところが、宝くじの還元率は45.7パーセントと、競馬とは比べ物にならないくらい低いです。

この還元率は「当せん金付証票法」という、法律で定められた厳格なるものですが、購入時に支払ったお金の半分以上が運営側の取り分というのを知ってしまうと、宝くじを購入するのを少しためらってしまいます。

よく「競馬の馬券を買う人は博打好き」だと言われますが、還元率だけを見ると、毎年宝くじを買っている人のほうがよっぽど博打好きといえるのではないでしょうか。

競馬に匹敵するくらい浸透しているギャンブルのひとつが「パチンコ」ですが、パチンコの還元率はお店によって異なります。

とはいえ、あまりに還元率が低いとお客さんが全く入らないので相場というものが存在しており、パチンコの還元率の相場はだいたい85〜90パーセントだといわれています。

これだけ見ると、パチンコはかなり稼げそうに見えますが、実際はそうではなく、数万円も負けてしまうと、なかなか取り返すことは難しいでしょう。

とはいえ、「パチプロ」と呼ばれている人たちが存在するように、さまざまな事を熱心に研究すればプラス収益にできるギャンブルでもあります。

競馬以外の「競艇」「競輪」「オートレース」の還元率がどれくらいなのかというと、どの公営競技もだいたい「75パーセント」となっており、競馬とそれほど大きな差はありません。

これら残り3つの公営競技の収益の一部は地域の振興や社会福祉など私たちの暮らしのために役立てられています。

的中者がいない場合はどうなる?

的中者がいない場合はどうなる?

競馬で的中者がいた場合に配当金が支払われます。
では、的中者がゼロだった場合はどうなるのでしょうか。

収支の仕組みを考慮すると、的中者が居なかった場合はそのお金はそのまま競馬を運営している側の手元に残ることとなります。
的中者がゼロだった場合、支払われないまますべて競馬を運営する側の取り分となってしまうのでしょうか。

実はそのようなことはなく、的中者が一人もいなかった場合についても競馬法という法律によって定められています。
的中者が一人も出なかった場合は、「特払い」というものが適用され、支払った馬券代の一部が馬券購入者全員に戻ってきます。

単勝など還元率80パーセントの馬券は100円あたり80円が、3連単など還元率70パーセントのものは100円あたり70円が戻ってきます。
つまり的中者ゼロだった場合、控除分を差し引いたお金はすべて馬券購入者の手元に戻ってくるというわけです。

「特払い」は中央競馬では今まで発生したことがありませんが、地方競馬では過去に何度か発生しており、珍事としてニュースにもなります。

還元率(控除率)を考慮しつつ勝つために必要なこと

還元率を考慮しつつ勝つために必要なこと

これまでの説明を見てもわかるように、競馬は必ず運営側が収益を確保するような仕組みとなっているので、何も考えずに馬券を買っているとほぼ間違いなく回収率は還元率とほぼ同じ値に収束していきます。

しかしこれではマイナス収支となってしまうため、プラス収支にしたいのであれば還元率を考慮しながら馬券を買う事が大切です。
本項目では、還元率を考慮しつつ、プラス収益にするためにはどのように馬券を買えばよいのかを解説します。

収支は長期的に見るようにしよう

多くの競馬ファンは、その場その場で「今日は勝った」「今日は負けた」と騒ぎ立てますが、このような買い方では収支はプラスにはならないでしょう。

競馬などのギャンブルはもちろんの事、株式投資や外貨取引など、ある程度リスクがある資産運用をする場合は「長期的な視点」で収支を考えることが重要です。

その場その場での収支を見るのではなく、自分なりに目標を定め、その目標に到達するにはどのように収益を確保していけば良いのかを考えるようにしましょう。

これを実践するには頭の中で計算するのではなく、しっかりと書面などに収支を記録することが必要不可欠です。
まずは自分の競馬の結果を記録することから始めましょう。

むやみやたらに馬券を買わない

何も考えずに馬券を買いまくっていると、だいたい「還元率」程度の値に収束していくことは先に話しました。
還元率を考慮してプラス収支にするためには、むやみやたらに馬券を買わないことも大切です。

競馬のレースは毎回異なる条件でおこなわれ、予想のしやすいレースもあれば、誰が勝つか予想が困難となるレースもあります。

予想が困難なレースというのは、言い換えれば「荒れやすい」レースで、的中させれば大きな利益を得るチャンスがありますが、それはあくまでも的中させることができればの話です。

予想がなかなか出来ないのであれば、それは馬券を購入する以前の問題で、このような状態で馬券を買ったとしても当たる確率は限りなく低いでしょう。

馬券を買わなくても何のペナルティもありません。
どの馬が来るか分からないような荒れるレースにお金を賭けるくらいならば、そのお金を温存しておいて確実に予想ができるレースにたくさんお金を投資するようにしましょう。

過小評価になっている実力馬を探そう

競馬は配当金を馬券を的中させた人で山分けするギャンブルなので、「負け組」がいれば当然「勝ち組」もいます。
負け組と勝ち組の最大の違いは、「過小評価されている実力馬を見つけられるかどうか」です。

例えば前のレースで1番人気となっていながら10着以下になってしまった馬というのは大きく評価を落としてしまい、メンバーによっては下位人気にまでなってしまうこともあります。
しかし、1番人気になった馬というのは、ほかの馬よりも何かしら能力が優れている場合がほとんどです。

負けた原因をしっかり調べ、今回改善されているようであれば、人気に反して好走することも多々あります。
人気馬にばかり注目せず、下位人気の馬もしっかり調べ、過小評価の馬を見つけることができると回収率アップに繋がります。

回収率が高い競馬予想サイト
12月28日(日)ホープフルステークス[G1]

12月7日中京7R「マスタードラゴン」プランで5,400円 →1,135,170円の払い戻し!
今なら無料登録で12月28日(日)ホープフルステークス[G1]の買い目がみれる!

無料でホープフルステークスの予想をみる

まとめ

競馬では馬券代を支払って馬券を購入し、配当金は馬券代から支払われます。
しかし、馬券代すべてが配当金となるわけではありません。

馬券代のなかには「還元率」というものが定められており、単勝などは80パーセント、3連単など配当金が多いものは70パーセントとなっています。
この還元率が配当金として支払われる割合となり、残りの20パーセントないし30パーセントは競馬場を運営する側の取り分です。

しかしすべてが収益となるわけではなく、JRAの場合は国庫として1割が納付されますし、地方競馬においても一部は地域振興や社会福祉のために使われます。

ほかのギャンブルの還元率を見ると、宝くじが5割以下と飛び抜けて低く、パチンコはだいたい85〜90パーセント、競馬以外の公営競技は競馬とほぼ同等の75パーセントです。

競馬で勝つためには、長期的に収支を見る、むやみやたらに馬券を買い続けないなど、還元率を意識して馬券を買うようにしましょう。