競馬で馬券を組み合わせて買う方法とメリットなどを紹介!
競馬の魅力の一つに馬券を的中することが挙げられます。
自分の予想が見事フィットし、購入した馬券が思わぬ高配当に繋がれば、それだけでテンションが上がってしまいますよね。
逆に、一向に勝つことができずに負けがかさむとそれだけで嫌になってしまいます。
そのため、多くの人は馬券を組み合わせて少しでも的中率を高めようとしています。
ここでは、馬券の種類を解説した上で、馬券の組み合わるメリットを紹介します。
そもそも馬券とは何なのか?
レースで上位に入選するであろう馬を予想し、的中したら配当が得られます。
馬券は競馬の醍醐味ともいえますし、競馬に興味がない人にとっては競馬がギャンブル扱いされる要因でもあります。
しかし、多くの競馬ファンは勝ち負け問わず、馬券を通して競馬を楽しんでいます。
馬券の種類
2022年1月時点で、中央競馬で発売されている馬券は全部で8種類存在します。
単勝 | 1着に入線する馬を予想する馬券 |
複勝 | 3着以上に入線する馬を予想する馬券 |
枠連 | 1.2着に入線する枠番の組み合わせを予想する馬券 |
馬連 | 1.2着に入線する馬番の組み合わせを予想する馬券 |
馬単 | 1.2着に入線する馬を着順通り予想する馬券 |
ワイド | 3着以上に入選する馬を2頭選んで予想する馬券 |
三連複 | 1.2.3着に入線する馬の組み合わせを予想する馬券 |
三連単 | 1.2.3着に入線する馬を着順通り予想する馬券 |
言葉にすると少し難しいかもしれませんが、複勝、枠連、馬連、ワイド、三連複は着順不動で選択した馬が上位入線したら配当を得られます。
単勝、馬単、三連単などの「単」がつく券種は、着順をぴったり当ててはじめて配当が得られます。
なお、券売機では発売されていませんが、指定された5つのレースの1着馬をすべて当てることで配当が得られるWin5という買い方もあります。
馬券には単一馬券と複合馬券の2種類が存在する
馬券には以下2種類があります。
単勝と複勝以外の馬券は全て複合馬券のカテゴリーに含まれます。
馬券を組み合わせるのは複合馬券で行う
単勝や複勝は1頭の馬を選択するだけで馬券を購入できるので、馬券を組み合わせるという概念は存在しません。
ところが、複合馬券は一点当たりの的中率が著しく低いため、ある程度の点数を組み合わせて購入するのが一般的です。
馬券を組み合わせるメリットを紹介します。
馬券を組み合わせるメリットその1 的中率を高められる
馬券を組み合わせる最大のメリット、それは的中率を高めることができることです。
いまでも多くの人が好んで購入する三連単は馬券全体の売上の3割を占めていますが、三連単の一点当たりの的中率は絶望的に低いです。
例えば、出走頭数がフルゲート18頭立てにおける三連単の組み合わせは4,896通りもあるので、一点当たりの的中率はわずか0.02%ほどしかありません。
それほど的中率の低い三連単を本気で当てるのであれば、馬券を組み合わせて購入するのは必須級といえるでしょう。
三連単ほどではありませんが、複合馬券の中では比較的的中率の高い馬連でさえ、フルゲートにおける組み合わせは153通りあります。
一点当たりの的中率は1%に満たないですが、フルゲートのレースで馬連を10点購入すると、的中率は15%ほどになります。
複合馬券を購入するのであれば、複数の組み合わせで購入するほうが的中率を高めることができます。
馬券を組み合わせるメリットその2 予想を楽しめる
予想そのものを楽しむことができるのも組み合わせのメリットでしょう。
単勝や複勝であれば、馬券に絡むであろう馬を一頭だけ選択すればそれで予想は終わります。
しかし、的中率の低い三連単を本気で当てにいくのであれば、予想に時間を充て、馬柱を隅から隅までチェックし、馬券に絡む馬と絡まない馬を厳選しつつ、組み合わせを考えます。
じっくり考えた上で購入した馬券が当たった時ほど競馬は面白いです。
馬券予想を楽しむことができるのは組み合わせ馬券の大きなメリットだといえます。
馬券を組み合わせるメリットその3 高配当を手にできる可能性がある
複合馬券は的中確率が低い反面、的中した時のリターンも大きいです。
三連単は頻繁に万馬券になりますし、時には10万馬券にも、100万馬券にも、そして極稀に1,000万円を超える高配当がでるときもあります。
100円が1,000万円になるので、だれもが本気で予想に取り組みたくなりますよね。
もちろん、複合馬券における一点当たりの的中率は低いので、少しでも馬券を組み合わせて高額配当を狙っていきたいところです。
組み合わせの種類
複合馬券には特殊な買い方があります。
競馬場や場外馬券売り場に設置されているマークシートの中に、赤や青のマークシートを見かけられた方もいるでしょう。
赤や青のマークシートは、組み合わせて馬券を購入する際、最小限の記入だけで購入できるツールです。
最後に、組み合わせの種類を紹介します。
ボックス
ボックスは、選択した馬番の組み合わせをまとめて購入できる買い方です。
例えば、5頭の馬の三連単の組み合わせは60点あるので、すべての組み合わせを購入しようとしたら、60通りの組み合わせを購入しなくてはなりません。
緑のマークシートで地味に購入するのは労力が必要ですよね。
しかし、ボックス買いであれば、購入したい馬番の数と、一点当たりの購入金額を記入するだけでまとめて購入できます。
メリットとしては、選択した馬が馬券に絡めば、どんな組み合わせでも的中となるので、的中確率を高めることができます。
逆に、必要のない組み合わせもまとめて購入するので、購入点数が増えるデメリットもあります。
フォーメーション
フォーメーションは、1着、2着、3着に入線するであろう馬を自由に決めることができます。
極めて自由度の高い買い方で、予想そのものを楽しみたいという方にうってつけの券種です。
ただし、馬券の組み合わせはかなり複雑になるので、フォーメーションの組み合わせを計算してくれるサイトやアプリと併用しないと、思わぬ出費に繋がる可能性もあります。
ながし
ながしは、軸となる馬と相手候補の馬をピックアップし、その組み合わせをまとめて購入します。
確実に上位に来る馬がわかるのであれば、少ない組み合わせで購入できるので、予想に自信のある方にオススメできる買い方です。
ながしは軸馬を決めることで組み合わせ数を抑えることができるので、的中した時のリターンは大きいです。
ただし、ボックスと違って軸馬が飛ぶと全ての組み合わせが外れてしまうので、絶対的な自信がなければ、手を出さない方がいいでしょう。
マルチ
マルチは、馬単ながしと三連単ながしで適用される買い方です。
馬単と三連単は着順までぴったりと当てないといけません。
選んだ馬が上位に入選したとしても、着順が逆であれば不的中となります。
そのリスクを抑えるのがマルチです。
マルチは、軸馬と相手馬を入れ替えた組み合わせも購入するので、軸と相手が逆になったとしても的中となります。
保険を利かせる買い方ですが、軸と相手を入れ替えた分の組み合わせも購入するので、馬券購入費は倍以上かかってしまいます。
まとめ
馬券で一攫千金狙うのであれば、馬券を組み合わせて購入するのは必須といってもいいでしょう。
しかし、ただやみくもに購入してもトリガミになる可能性があります。
馬柱とにらめっこしながら、数少ない組み合わせで馬券を的中することこそが馬券上手の一歩です。
うまく予想を組み立て、最小限の組み合わせで高額配当を狙い撃ちしてみてください。