坂のあるコースの特徴とは?JRA全競馬場の攻略法もご紹介!

坂のあるコースの特徴とは?JRA全競馬場の攻略法もご紹介!

国内の競馬場は全国各地にあり、JRA(中央競馬)が10カ所、県や市区町村が運営している地方競馬場が15カ所あります。
そのコース形態に同じものはなく、各競馬場によって特徴も様々です。

その中でも、勝敗を大きく左右するのが「坂の有無」であり、競馬予想をする上で非常に重要視されています。
そこで本記事では、「坂のある競馬場の特徴」について、ご紹介していきます。

さらに、「坂があることで競争馬にどのような影響があるのか」と「坂の無い競馬場も含めた全競馬場の傾向」も解説していますので、馬券予想にとても参考になる内容となっています!

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坂のある競馬場はいくつある?坂がある競馬場の馬券予想のコツを解説

坂のある競馬場はいくつある?坂がある競馬場の馬券予想のコツを解説

JRAの競馬場で坂がある競馬場はいくつあるか?
答えは、札幌競馬場以外の競馬場には坂があります。

これを聞くと、「平坦コースと言われている競馬場は他にもある」と思われる方もいるでしょう。
でもそれは直線に坂がないだけであって、平坦コースと言われているコースにもコースのどこかには必ず坂が存在しています。

札幌競馬場は、ほぼ平坦な事がコースの特徴となっているほどですが、それでも若干の高低差はあります。
JRAのほぼ全ての競馬場に坂があると言うことは、坂を攻略できれば馬券の的中にも繋がるという事ですね。

そこでこの項では、日本のほとんどの競馬場にある『坂』について分かりやすく解説していきます!

競馬場の坂はどれも同じなのか?

一言で坂のある競馬場と言っても、それぞれコースの形状は大きく異なります。
例えば、東京競馬場と中山競馬場には日本を代表する大きな坂が最後の直線にありますが、東京競馬場は坂を上った後にしばらく平坦な直線を走るとゴールがあります。

対して中山競馬場は坂がゴール手前まで続く為、登り切ったところにゴールがあります。
さらに、中山競馬場は最後の直線まで3コーナーから下ってくる形状をしていますので、同じ坂があるコースでも全く種類が異なっています。

どの競馬場の坂が一番しんどい?各競馬場の坂を徹底比較!

お伝えした様に、同じ坂でも長さや勾配は様々です。
そこでJRAの競馬場でも、特に代表的な坂のある競馬場の特徴を5つご紹介します。
現在改修中の京都競馬場についても解説していますので、是非チェックしてくださいね!

中山競馬場

中山競馬場の最後の直線には高低差2.2mの坂があります。
この坂は「中山名物」と比喩されるほどの急勾配で、日本の競馬場の中で一位の高低差を誇ります。

この高低差日本一の坂は約140m続き、登りきった直後にゴール板があるので最後の坂で上位が一気に入れ替わる事もしばしば見られます。

東京競馬場

東京競馬場の坂は高低差2m。
その高低差は中山競馬場には劣りますが、長さは約200mもあります。

ただ、坂を登り切った後がゴールではなく、そのあとに約300mの直線を走りやっとゴールにたどり着きます。
急坂の中山競馬場に対して、じわじわと上り続けるのが東京競馬場の坂の特徴で、コースが広い事もあり差しや追い込みが決まりやすい競馬場です。

阪神競馬場

阪神競馬場の坂は110mしかなく、他の主要競馬場と比較すると短いことが特徴です。
しかし高低差は1.8mもあり、急勾配の坂はゴール手前まで続きます。

阪神競馬場と言えば満開の桜の中で行われる桜花賞が有名で、このレースで最後方から17頭をごぼう抜きして優勝したのがハープスター。
もしもこの坂がなかったら、ハープスターの優勝もなかったかもしれませんね。

中京競馬場

ローカル競馬場でありながら、2mの高低差を持つのが中京競馬場です。
2012年の改修前までは、他のローカル競馬場と同様に平坦小回りのローカル競馬場らしいコース形態でしたが、改修後はがらりと形状が変化しました。

坂を上った後に平坦な直線を約240m走る事と左周りという点で、東京競馬場を小さくしたような競馬場となっています。

京都競馬場

直線には坂は無いですが、坂のある競馬場で忘れていけないのが京都競馬場です。
京都競馬場には向こう正面から上り、3コーナーから4コーナーにかけて大きく下る「淀の坂」がとても有名です。

「建物の2階から一気に下ってくる」と言われる程の勾配で、菊花賞ではスタート後すぐに下り、一周して再度上がって下るので、とてもタフなコースだと分かります。
京都競馬場は現在改修中ですが、コース形態の変更予定はないとの事なので改修後も熱い攻防が見れそうですね!

坂があると追い込み馬が有利?坂が馬券に与える影響とは?

坂があると追い込み馬が有利?坂が馬券に与える影響とは?

「坂があると追い込み馬が有利とよく聞きますが、それは本当なのか?」
最後の直線にある坂は、逃げ・先行馬の粘りこむ脚を鈍らせるので、基本的には差し・追い込み馬に有利な傾向があります。

ただ、必ずしも追い込み馬に有利という訳ではありません。
たしかに東京競馬場では逃げ・先行馬よりも差し・追い込み馬の台頭が目立ちます。

ですが、中山競馬場や阪神競馬場では前残りの結果になる事も少なくありません。
その違いはどこにあるのでしょうか。

小回りコースは逃げ・先行馬が有利

坂がある競馬場でも逃げ・先行馬が活躍する機会が多いコースがあります。
その代表的なコースが「小回りの競馬場」です。

坂と同じように各競馬場のコーナー角度はさまざまで、緩やかなコーナーを回るコースと急コーナーのコースがあります。
また、同じ競馬場でも外回りと内回りで大きくコーナー角度が異なる競馬場もあります。

小回りの競馬場で追い込みが決まらない理由は、逃げ馬は内ラチ沿いを走る事ができ、いわゆる「経済コース」をロスなく走れるからです。
対して、中団に位置する馬は何頭か重なって走る事になり、急コーナーでは外を回り大きなロスをしてしていることになります。

特に最終コーナーではスピードに乗った状態なので、大外を回った馬と経済コースを走った馬との差は歴然です。

芝の状態が影響?!日本ダービーで先行馬が穴をあける理由

コーナーの形状と同じ様に芝の状態にも注意が必要です。
競馬新聞を見ていると「Aコース」や「Bコース」などの表記があるのをご存知でしょうか。

これは、内ラチ(柵)の位置の違いを意味しており、内ラチを移動することで芝の傷みを緩和しています。
ただ、内ラチを内側に移動した最初の週は、真っ新な芝生の部分を走った逃げ・先行馬の脚が鈍らない傾向があります。

この事が最も注目されるのが日本ダービーが開催される日であり、「ダービーコース」とも言われるほど、逃げ・先行馬が活躍します。

坂だけではない!各競馬場の特徴を一挙公開!

坂だけではない!各競馬場の特徴を一挙公開!

各競馬場に特徴があるのは、なにも坂に限ったことだけではありません。
そこでこの項では、「各競馬場のコースの特徴」と「そこから見える馬券の傾向」についてご紹介します。
競馬場の特徴が分かるだけで馬券の買い方も変わってきますので、是非チェックしてくださいね!

主要競馬場の特徴と傾向

JRAの競馬場は主要4場とローカル競馬場に分類されます。
近年はG1レースの増加もありローカル競馬場でもG1レースの開催がありますが、クラシックなどの格式の高いレースは主要4場でしか開催されません。

まず最初に、主要4場の特徴と傾向についてお伝えしていきます。

東京競馬場

東京競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/tokyo/course/index.html)

東京競馬場は、数々のG1が開催される日本で最も有名な競馬場です。
その一番の特徴は芝525.9m・ダート501.6mの長い直線です。

お伝えした様に直線にはタフな坂がある事で、実力やパワーがない馬が勝ち切る事は難しく、実力通りの結果になりやすい競馬場です。
展開の紛れも少ないので穴党にはあまり好かれないコースの1つです。

東京競馬場の特徴を詳しく見る

中山競馬場

中山競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html)

直線は短かく急坂もあるので、とてもトリッキーなコースとして有名なのが中山競馬場です。
内回りと外回りのコースは大きく異なり、内回りはローカル競馬場並みに小回りです。

この事から、コーナーワークが上手い器用な馬が穴をあけるケースも度々見られます。
年末には有馬記念が開催され、中山巧者が善戦することで有名です。

中山競馬場の特徴を詳しく見る

阪神競馬場

阪神競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/course/index.html)

阪神競馬場も内回りと外回りコースで直線の長さが異なる事が特徴で、外回りコースは西日本最長の直線です。
G1レースでも阪神JF・朝日杯FS・桜花賞は外回り、大阪杯・宝塚記念は内回りなので馬券の傾向が大きく異なります。

3コーナーから4コーナーにかけて、坂を下りながら加速することもあり展開が読みにくい競馬場です。

阪神競馬場の特徴を詳しく見る

京都競馬場

京都競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/kyoto/course/index.html)

先ほどご紹介した様に京都競馬場には向こう正面で上った後、4コーナーにかけて下る淀の坂がシンボルです。
阪神競馬場と同様に、内回りと外回りコースで直線の長さは変わりますが直線は平坦です。

芝内回りとダートコースは小回りでは、スピードがある馬がそのまま押し切るケースが多々あります。
G1では秋華賞のみ内回りコースを使用します。

京都競馬場の特徴を詳しく見る

ローカル競馬場の特徴と傾向

JRAの競馬場には主要4場のほかに、ローカル競馬場が国内各地にあります。
ローカルといっても設備や規模は主要競馬場と遜色なく、G1レースが行われる競馬場もあります。
主要4場に続いて、ローカル競馬場の特徴と馬券の傾向をご紹介します!

中京競馬場

中京競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/chukyo/course/index.html)

中京競馬場は芝とダートとも直線が400m以上あり、直線にも坂があるため主要競馬場と遜色ない競馬場です。
ただし、急なコーナーがある関係で外枠がかなり不利になる距離や時期があるので、必ずデータを参考にしましょう!

G1は高松宮記念とチャンピオンズCが行われます。

中京競馬場の特徴を詳しく見る

新潟競馬場

新潟競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/niigata/course/index.html)

新潟競馬場は日本で唯一直線1000mのレースが行われ、直線の長さも日本一で659mもあります。
最後の直線は平坦なのでパワーよりもスピード重視。

上がりの速い馬や実力のある馬同士の決着も多いのですが、芝の痛みが出始めた際は外枠が有利に働く傾向もあります。
直線1000mのレースでは外ラチいっぱいに馬が走る姿が風物詩です。

新潟競馬場の特徴を詳しく見る

福島競馬場

福島競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/fukushima/course/index.html)

JRA競馬場の中で最もコンパクトな福島競馬場は1周が1600mしかありません。
さらに、残り600m地点は3コーナーのカーブ途中にあります。

最後の直線に坂はあるものの、小回りに対応できる器用さやマクリの戦法が出来る馬以外の差し・追い込み馬には、かなり厳しい競馬場です。

福島競馬場の特徴を詳しく見る

小倉競馬場

小倉競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/kokura/course/index.html)

小倉競馬場はローカル競馬らしいコースで、小回りと平坦で短い直線が特徴です、
もちろん、逃げ・先行馬が強いコースとなっています。

ただ、開催が進み芝が痛みだすと傾向がガラッと変わり、馬場の真ん中より外を走れる外枠の馬が活躍します。
数少ない重賞レースの1つである小倉大賞典では、たくさんの競馬ファンが訪れます。

小倉競馬場の特徴を詳しく見る

札幌競馬場

札幌競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/sapporo/course/index.html)

円形をしたコースなので、コースのほとんどがカーブで構成されている札幌競馬場。
直線もとても短いので内枠が有利です。
最大の特徴は洋芝を敷いている点で、札幌競馬場と次にご紹介する函館競馬場のみで活躍する馬もいるほどです。

札幌競馬場の特徴を詳しく見る

函館競馬場

函館競馬場(引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/hakodate/course/index.html)

函館競馬場の直線はJRA全競馬場で最も短い262.1mです。
今までのローカル競馬場と同じく、内枠と逃げ・先行馬に比重をおいた馬券購入がおすすめですが、洋芝巧者には注意が必要です。

函館競馬場の特徴を詳しく見る

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まとめ

競馬場の最終開催日の後には馬場開放日が設けられていて、実際に芝コースの上を歩くことが出来ます。
実際に坂を歩いてみると、想像以上の急勾配で驚かされます。

現在はコロナ禍で開催されていないですが、再開後に参加してみると意外な馬券のヒントが見つかるかもしれませんよ!