競馬はダメな買い方を避けるのが基本!予想の前に知るべき3つのダメ
「的中率を重視するのはダメな買い方って聞いたけど本当?」
「大穴狙いもダメって言うけど当たれば大きいから良いんじゃないの?」
「来そうな馬を感覚に頼って選ぶのはダメなの?」
このページを訪れたあなたは、以上のような疑問を持っているのではないでしょうか。
競馬には勝てる買い方とダメな買い方があると聞いたことはあっても、実際に何が良くて何が悪いのかを具体的に知っている人は少ないと思います。
そこで今回は、ダメな買い方を大きく以下の 3つに分けて徹底解説します。
・大穴を追いすぎる買い方
・感情を重視した買い方
これらのダメな買い方を見直せば、あなたも回収率を上げることができるはずですから、ぜひ 1つずつ自分と照らし合わせながらご覧ください。
的中率を求めて不要な馬券も購入する人は要注意
多くの人は、的中率を最優先に考えて馬券を買ってしまいがちです。
確かに、不的中は気持ちが良いものではありませんし、仲間内とも的中率で予想勝負するようなことは多いと思います。
また、当たり前ですが的中が無ければ競馬では稼げませんから、稼ぐために徹底して的中率を上げにいっている人もいるでしょう。
しかし実際のところ、的中率を上げることに特化した馬券の買い方は、無駄な馬券も非常に多くなるため回収率が 50% を割るようなことも全く珍しくありません。
あなたが競馬で稼ぎたいと思っているなら、的中率だけを求めるような買い方は控えるべきなのです。
人気馬からの流しやボックス買いは回収率が大きく落ちる
人気馬を軸に据えて相手馬を流しで買う方法や、人気馬を丸々候補に挙げてのボックス買いは、確かに的中率という意味ではかなり堅い買い方です。
しかし、オッズとムダ馬券という 2つの観点から見れば、回収率を上げて稼ぐという意味では使い物にならない買い方だと言わざるを得ません。
まずオッズですが、特に人気馬で固めたボックス買いは的中しても利益にならないどころか、大赤字になる危険性も秘めたダメな買い方です。
単勝人気順で 5頭をピックアップして三連単を買うなんて話も聞きますが、そんなことをしたら買い目の数は 120点にまで膨れ上がるため、的中してもオッズ 120倍未満の買い目だと赤字になります。
人気馬を揃えていると、三連単を当てたところでオッズ 100倍にも届かないのはザラで、それでいて意外と当たらないことが多いため、回収率 50% 以下の大赤字も待ったなしなのです。
そして、流しもボックス買いもムダ馬券の巣窟であるという点が、これらをダメな買い方に位置付けている 2つ目の理由となります。
ボックスは軸馬すら決まっていないから選ぶ買い方であって、流しは軸馬こそ決まっているものの相手が絞れていないから選ぶ買い方です。
どちらも予想が中途半端なところで終わっている可能性が高く、もっと情報を集めれば絞れる買い目はゴロゴロ出てきます。
回収率を落とさないためには、安易にボックスや流しへ逃げて無駄な馬券を増やさず、買い目点数とオッズの釣り合いを取りながら馬券を購入することが大事なのです。
三連単や三連複で当てにいくと買い目が増えすぎてしまう
先ほどのボックス買いに通じる点もありますが、特定の券種に固執するあまり買い目が多くなって、的中させてもトリガミになる人は多いです。
三連系を的中させる目的で数百点にも及ぶ買い目を馬券にする方もいますが、当然トリガミのリスクが出てくるためダメな買い方に他なりません。
確かに三連単や三連複などはオッズも高く魅力のある券種ですが、「自信のある軸馬を 1頭に絞ったうえで有力な相手馬も数頭に絞れている」という状況でもない限り、だいたい買い目が 100点以上に膨れ上がってしまいます。
特に、三連単はどれだけ情報を集めたところで、買い目を 100点以下に抑えることすら難しいレースも珍しくないため、三連単だけを予想し続けるのは赤字のリスクが高いです。
下手に特定の券種へ固執するのではなく、状況に応じて券種も変えていくのが賢い買い方となります。
例えば、軸馬はかなりの有力株でオッズも良いが相手馬の候補を絞れない、という場合はいっそ軸馬の単勝にしたほうが回収を見込めます。
単勝や複勝が稼げないわけではないのですから、券種は手広く考えてレースに合ったものを選択していくことが重要ですよ。
気になるレースや馬も条件が揃わなければ見逃すべき
競馬予想をする中で、気になるレースや気になる馬というのは、あなたも心当たりがあるのではないでしょうか。
中でも、重賞やメインレースは必ず賭けたいという人や、注目している馬の出走するレースは賭けておきたいという人が多いと思います。
それ自体は何も悪くないのですが、気になるレースや馬を軸にして考えた結果、自信を持てる買い目が見つからなかったレースは捨ててしまいましょう。
たとえ、あなたがいくら実力を高く見ている馬であっても、レース展開と相性が合わなければあっさり負けてしまうのが競馬です。
「買いたい」と「買うべき」は全くの別物であることを意識して、レースを見逃す勇気は身に着けておきましょう。
馬券の内容から見るダメな買い方
ここまでは、買わなくていい馬券を買ってしまうダメな買い方について書いてきましたが、次は買い目の内容に関するダメな買い方を紹介していきます。
ダメな買い方は大きく分けて 2つ、競馬初心者の方が一度はやってしまうであろう大穴狙いと、慣れていてもハマる可能性のある過剰人気馬です。
大穴や万馬券のロマンを追いすぎると危険
競馬初心者の方が最もやってしまいがちなものとして、とにかくオッズの高い大穴へ集中的に賭ける買い方があります。
万馬券を当てたという話題はテレビなどで度々見かけますし、ロマンはあるので狙いたくなる気持ちも痛いほど理解できるのですが、競馬初心者がそれをやると恐ろしいほど当たりません。
例えば、単勝で万馬券を狙うとするとオッズ 100倍以上が必要になる訳ですが、単勝オッズ 100倍以上の出走馬に賭け続けた場合の回収率は 50% を切ってしまいます。
的中率に至ってはなんと 0.3%、つまり 300レース以上に賭けてようやく 1回当たるかどうかであり、普通の人なら当たる前に競馬を辞めてしまうレベルです。
回収率や的中率はおろか楽しさも最低クラスで、文句のつけようがないダメな買い方だと言う他ありません。
過剰な人気馬を馬券に絡めてしまうと回収率ダウンの原因に
競馬の単勝オッズは、各馬の人気を示しているという点では優秀な指標ですが、必ずしも実力が正確に反映されたものとはなっていません。
メディアに取り上げられるなどして有名になった馬、前走で大番狂わせを起こして注目を集めた馬など、実力とは関係ないところで人気を上げる「過剰な人気馬」が存在するからです。
このような過剰人気馬は実力の割にオッズが低くなり、他の馬に比べて回収率の期待値が悪くなってしまいますから、馬券には絡めないのが得策でしょう。
逆に、過剰な不人気へ陥っている馬がいればチャンスと言えます。
過剰人気馬とは反対の現象で、実力に比べて高いオッズが出るため、他の馬より回収率の期待値が良くなるのです。
過剰な不人気馬を見つけるのはかなり大変ですが、発見できたら大物の狙い目と考えて間違いありませんよ。
情報より感情を重視して馬券を買っていませんか?
競馬でやってはいけないダメな買い方として、最も気付かないうちにやってしまいがちなのが、感情で馬券を購入することです。
ピンと来ないかもしれませんが、ほとんどの人が一度はやった経験のある買い方だと思いますし、最初から感情を捨てて馬券が買えている人は今ごろプロ予想家になっています。
感情に任せた買い方とはどんなもので何がダメなのか、どう改善すれば回収率が上げられるのかを紹介していきます。
負けた分を取り返す目的で馬券を買ってはいけない
買い目の予想を外すなどして赤字になったレースが出ると、当日中に取り返そうとして予定に無いレースでも馬券を買い始める人は要注意です。
赤字を取り返すために焦って参加レースを増やしたところで、まともな予想ができるわけがありませんから、赤字は増える一方になってしまいます。
負のスパイラルを生まないためにも、衝動で参加レースを増やすことだけは避けるべきです。
競馬は、特に回収率を追求し始めると 1日を通して的中が無いことも珍しくありませんから、「こんな日もある」と思えるようにならなければいけません。
情報と理由付けを疎かにして感覚で買い目を選んではいけない
競馬でダメな買い方をしてしまう人は、情報収集を疎かにして感覚だけで買い目を選んでしまうことも少なくありません。
「あの馬は現場で見る限り調子が良さそうだ」
「今日は 2番人気の馬が多く来ているから 2番人気を軸にしよう」
などといった具合で、データに裏付けられた根拠が何も無い理由だけを基に予想してしまう人は、的中率も回収率も落としやすいため要注意です。
また、一口にデータを見て情報収集をすると言っても、オッズだけで買い目を決める方もいますが当然これもダメな買い方になります。
スピード指数などの各種指数や前走の結果など、せっかくネットで何でも情報が手に入る有難い時代なのですから、確認できる情報は全て集めるようにするべきです。
データを集めたら、何故そのような数字や結果が出ているのかを考えて、馬の状態や実力を見抜く判断材料にし、レース予想へ活かしていきましょう。
そして、最も大事なことなのに殆どの人はやっていないのが、レース結果の復習です。
負けたレースでなぜ負けてしまったのかを考えない人は、次もまた必ず同じミスをしてダメな買い方を繰り返し、いつまで経っても回収率を上げられませんよ。
レース展開を読めていなかったのか、軸馬を外したから予想が全滅したのか、ミスの内容は色々あると思うのですが、何をミスしたかではなく何故ミスしたかを考えるのがポイントです。
負けたレースはあなたにとって貴重な成長の機会なので、次のレースを当てるためにしっかり振り返っておきましょう。
競馬の予想に流れを持ち込むと失敗しやすい
競馬の世界では、よく「今は何番の馬が来る流れだ」という話を耳にすると思いますが、この流れというものを予想に持ち込むのはダメな買い方です。
流れというものには何の根拠も無いことが非常に多く、勘違いしているだけのパターンもよくありますから、到底予想に組み込むべきものではありません。
ただ、流れが来ていると思わせるような何かがあるなら、その理由を考えてみるのは良いことです。
例えば有り得ない話ですが、単勝人気 1番の馬は必ずゴール直前でスタートする日があるとしましょう。
すると当然、その日は単勝人気 1番の馬が必ず勝つはずです。
ここで、なぜ単勝人気 1番の馬ばかり勝っているのか理由を考えられた人、つまりゴール直前のスタートになっていることを見抜けた人は、単勝なら残りのレースを全て勝てるので、回収率 100% 以上が確定します。
一方、「今日は単勝人気 1番がよく勝つ流れだな」くらいにしか思っていない人は、単勝人気 1番を軸にこそ据えると思いますが、相手馬の選び方や券種によっては回収率が 100% を割ります。
実際には、流れという抽象的なものの正体を見抜くことは極めて難しいと思いますが、日ごろから考えるクセを付けるためにも、流れの理由を考えるのは良いことでしょう。
ダメな買い方を見なおせば回収率は自然と上がる
ここまで様々な観点から、競馬でのダメな買い方について見てきました。
内容を簡単にまとめると以下の通りです。
・馬券種はレースごとで柔軟に考えて決める
・不要な馬券を減らすとともに当てにくいレースも買わないようにするべき
・大穴や万馬券は基本的に狙ってはいけない
・実力に対して過剰な人気が出た馬は候補から外す
・負けた分を取り返そうと思わず赤字の日を甘んじて受け入れる
・情報を集めずに感覚だけで予想してはいけない
・理由のハッキリしない “流れ” は無視するべき
紹介したダメな買い方の中で、あなたに当てはまる買い方はありましたか?
1つでもあったという人は、改善することで回収率は自然と良くなるはずですよ!
特に、情報を集められるだけ集めて買い目を絞り、不要な馬券をできるだけ買わないようにするのは重要なので、ぜひ意識しながら予想してみてください。