競馬の券種毎に勝ちやすい買い方を紹介!回収率の期待値を上げる方法

競馬の券種毎に勝ちやすい買い方を紹介!回収率の期待値を上げる方法

「競馬は単勝馬券ばかり買っていても儲けられないって聞いたけどホント?」
「色々ある券種で回収率の期待値を上げるにはどんな買い方をすれば良いの?」
「競馬初心者でも勝ちやすい券種は何?」

このページを訪れたあなたは、日ごろの競馬予想で以上のような疑問を抱いているのではないでしょうか。
今回は、競馬における券種の中でも中央競馬で買えるポピュラーな 8券種それぞれについて、勝ちやすい買い方や回収率の期待値が上がる方法を紹介していきます。

ただし、 “勝ちやすい”、 “勝つ” の基準は人によって異なるため、本記事で取り扱う “勝ちやすい” の基準は以下の 3点だということを、先に定義させていただきます。

  1. とにかく的中率が高くなりやすいこと
  2. 長期的に見て平均的な回収率で 100% を超えやすいこと
  3. 万馬券などの高額配当が当てやすいこと

以上 3点それぞれの観点から、各券種における勝ちやすい買い方を見ていきましょう!

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単勝や複勝は初心者から玄人までオススメな券種

単勝や複勝は初心者から玄人までオススメな券種

単勝と複勝は、そのシンプルさや予想難易度の低さから競馬初心者に勧めやすい券種であるうえ、レース自体の予想が難しい場合などに玄人が選ぶなど、万人向けとも言える券種です。

単勝・複勝には「単勝ばかり買っていると儲からない」、「夢が無い」などとネガティブな意見が多いものの、実際はとても魅力が多い券種となっています。

買い目が少なく予想も簡単で的中率が高く勝ちやすい

単勝と複勝は総買い目点数がレースの出走頭数と同じで、多くても 18点に収まるため的中率が他の券種に比べて高くなるのは明らかです。

複勝はたとえ何も考えずランダムに買っていたとしても、18頭立てですら 16.7% もの平均的中率と、圧倒的な的中期待値を誇ります。
本気で勝率を上げようと思えば、更にとんでもない的中率を叩き出すことも可能です。

仮に 1番人気の馬を買い続けた日には単勝で 31.9%、複勝で 63.7% の的中率になるというデータも出ています。

的中率という意味では圧倒的に勝ちやすい券種なので、的中させることでモチベーションを保ちながら予想を勉強したい競馬初心者の方や、稼ぐことより的中を優先させたいレースがある方には大変オススメです。

単勝と複勝は競馬初心者でも回収率 100% 超を狙える

回収率の期待値という意味でも、単勝と複勝はかなり優秀な部類になります。
そもそも、競馬で馬券を買う時に必ずつきまとう控除率が、単勝と複勝は 20% と最も低く、ランダムに買った場合の回収率期待値が最も高くなる券種です。

三連単に 27.5% もの控除率が設定されていることを考えると、単勝や複勝という券種を選んだ時点で、三連単を選んだ人より控除率 7.5% の分だけ得していると言っても過言ではありません。

このように単勝や複勝は素の回収率期待値が既に高く、予想難易度の低さも手伝って、初心者が最も回収率を 100% 以上に持っていきやすい、つまり勝ちやすい券種なのです。

単勝や複勝で回収率を上げる買い方は色々ありますが、勝負できる穴馬がいるレースを選ぶことや、穴以外で多点買いをしないことなどが挙げられます。

競馬初心者の方は人気馬で多点買いをやってしまいがちなのですが、これは回収率をいたずらに落とす買い方なので避けましょう。

例えば、1番人気から 3番人気の馬までをピックアップして 100円ずつ、合計で 300円を賭けたとして、1番人気のオッズが 2.1倍だったとしたらどうでしょうか?

仮にその馬が 100% 勝つとしても、返ってくる金額は 210円で回収率期待値は 70% と赤字が確定しています。
単勝や複勝の多点買いをすると、このような無駄馬券を増やしてしまいがちです。

もちろん、買い目ごとに賭ける金額を変えて合成オッズを調整すれば大丈夫ではありますが、競馬初心者にそこまで考えるのは難しく精度も担保できないため、素直に多点買いを避けたほうが良いです。

単勝や複勝で高額配当を狙うのは避けたほうが良い

「単勝・複勝で万馬券とかの高額配当なんて出ないでしょ」と思われる方も多いと思いますが、実は単勝や複勝といった券種でも万馬券は稀にですが出ています。

過去には、地方競馬の単勝において 2,057.6倍という規格外のオッズ、複勝でも最高 751.8倍のオッズで払い戻されたこともあるくらいです。

単勝や複勝といった券種で競馬の夢を追い求めることも、不可能だとは言えないわけです。
しかし現実的には、単勝と複勝で万馬券を狙うことは絶対やってはいけないと言っていいほど無理があります。

そもそも、単勝オッズ 100倍以上になる馬の勝率は 0.3%、複勝上限オッズ 100倍以上になる馬の複勝率は 0.5% しかないです。

さらに、せっかく平均回収率が 80% と高い券種なのに、万馬券を狙った途端ちょっとやそっとのレベルじゃない回収率の落ち方をします。

単勝オッズ 100倍以上の平均回収率は 47%、複勝上限オッズ 100倍以上の平均回収率に至っては 31% という有様なのです。
単勝や複勝で万馬券などの高額配当を狙うのは避けたほうが良いでしょう。

二連系の券種は的中率と高配当のバランスが取りやすい

二連系の券種は的中率と高配当のバランスが取りやすい

二連系の券種は、馬連・枠連・ワイド・馬単とそもそも種類が多く、レースの状況に応じて的中率と高配当狙いのバランスも取りやすいです。

ただし、決して万能な馬券というわけでもありません。
これらの券種はどのような観点で勝ちやすいのか、どのような強みがあって何に向いていないのかを紹介していきます。

枠連はあまりオススメできない券種

二連系の券種 4種類のうち、枠連に限ってはそもそも勝ちやすいとは言えない券種なので、今回は無視して話を進めていきます。

枠連が勝ちやすいと言えない最大の理由は、1着と 2着に入ると予想される候補馬を無理やり枠ごと買わされるため、期待の低い余計な買い目まで大量に購入してしまうという点です。

同じ枠にいる 2頭や 3頭の馬が、それぞれ同じくらいの回収率期待値を持っているレースなど有り得ません。
枠連でまとめ買いしてしまうのではなく、不必要な買い目を省いた馬連で代用するのが勝ちやすい買い方なのです。

正直、同じ馬の組み合わせで馬連より枠連のほうに 10倍近いオッズが出ているなど、枠連による無駄馬券の発生を余裕で帳消しにできるほどポジティブな要素が無い限り、枠連を買うべきではありません。

二連系の券種で的中率を上げる勝ちやすい買い方

馬連・馬単・ワイドといった券種で的中率を挙げるなら、必要に応じてしっかり買い目を増やすことが大事になります。

「買い目を増やしたら的中しやすいのは当たり前でしょ」というご指摘はもっともですが、二連系の券種に手を出し始めたばかりの方などは、なぜか 1点買いで勝負してしまう人が多くいらっしゃいます。
ワイドならまだしも、馬連や馬単を一点買いで的中させることは馬券師でも難しいことですからね。

一方、買い目を増やす以外で的中率を上げるための工夫として、実力の高い人気馬を軸にして相手を相性で探すという方法があります。

まず軸に据える馬は順当に強い人気馬を選び、その馬が勝つレース展開とはどのようなものなのかを考えて、想定した展開となった時に強い馬を相方として数頭チョイスし、人気馬と組み合わせて買い目にするということです。

例えば人気馬が逃げタイプの脚質だった場合、その馬が勝つレースは前残りになるレースということを意味します。

つまり、差し馬や追い込み馬どころか先行タイプの馬ですらラストスパートが及ばない展開なので、相手馬も逃げ馬を中心に考えていくといった具合です。

”知らないうちに赤字“ が多い二連系で回収率を上げる方法

馬連・馬単・ワイドといった二連系は、予想を進めるうちに買い目が膨らむなどして、気付かないうちに赤字が確定していることもある危険な券種です。

これらの券種で回収率を上げるためには、どれくらいのオッズが多く出ているのか、そして買い目点数がどこまで膨らむと赤字になりやすいのか、この 2点を知っておくことが重要になります。

まずオッズの中央値を見てみると、ワイド 8.5倍・馬連 19.1倍・馬単 36.5倍です。
つまり、ワイド 8点・馬連 19点・馬単 36点を超える買い目点数になってしまうと、的中させても 50% を超える確率で赤字になることを意味します。

的中率が 100% なんてことは有り得ませんから、実際にはもっと高い確率で赤字になることが馬券を買った時点で決まってしまうのです。

なので、回収率を上げる勝ちやすい買い方をするためには、買い目点数をもっと減らして勝負する必要があります。

目安としては、ワイド 3点・馬連 6点・馬単 12点あたりが許容範囲でしょうか。
少なく聞こえるかもしれませんが、いずれも 3・4頭のボックス買いまでは可能な範囲であり、これでも意外と手広く構えられます。

ただし、人気馬だけを狙うなら点数はもっと絞らなければならないですし、穴馬を絡めて万馬券を狙っていくなら買い目を倍程度に増やすことも視野に入ります。
要は、的中した際に期待されるオッズと、買い目点数のバランスが取れているかどうかが大事なのです。

万馬券を狙うなら馬単は別格だがワイドも期待できる

あなたが万馬券を狙って二連系の馬券に手を出しているなら、やはり馬単は別格だと言えます。
二連系券種の中で最も万馬券が出やすいのは当たり前ですが、あの三連複よりも万馬券が狙って勝ちやすいことこそ、馬単を別格と言っている理由になります。

三連複と馬単を比べると、同じ出走頭数でも組み合わせの数は三連複のほうが圧倒的に多いですし、三連複は 3着のことも考えなければならないことから、予想難易度は圧倒的に高くなります。
それでいて、万馬券の発生確率としては三連複と馬単にそれほど差が無いのです。

十万馬券や百万馬券まで欲張るなら話は変わりますが、あくまで万馬券を現実的に狙いたいのであれば、三連複よりも馬単を買ったほうが勝ちやすいでしょう。

一方、ワイドは二連系で最も万馬券が生まれにくいと言われますが、3頭ボックス買いが全て的中して結果的に万馬券となるなど、思わぬ形で高額配当を受け取れることも多い券種です。

積極的に万馬券を狙いに行く券種ではないかもしれませんが、もともと持っている的中率の高さも相まって、馬連を粘るより意外と勝ちやすいですよ。

三連系の券種は全てにおいて高い予想力が必要

三連系の券種は全てにおいて高い予想力が必要

三連複や三連単といった三連系の券種は、あらゆる面で高い予想力が求められます。
もしあなたが競馬初心者なのであれば、三連複や三連単を勝ちやすい小手先の工夫を学ぶのではなく、単勝・複勝・二連系の券種で予想力を高めるのが先決です。

三連系の券種で的中率を上げる方法は二連系に近い

三連複や三連単で的中率を上げるためには、やはり買い目点数を増やして手広く構えることと、軸馬を決めて相性の良い相手馬を探すことが重要です。

二連系のほうでも説明した通り買い目の広げ過ぎは良くありませんが、三連複 15点・三連単 50点くらいまでなら、有力な馬をどんどんピックアップしていったほうが良いです。

軸馬を決めてその馬が有利になる展開をベースに、有力な相手馬の候補を挙げていくスタイルも同じですが、三連系はより買い目を広げられる分、2頭軸にしたり相手馬のバリエーションを増やしたりもできます。

レース状況に合わせて買い目を手広く構えていくことができれば、三連系もそれなりには勝ちやすい券種です。

三連複や三連単の回収率は無駄馬券を減らせれば上がる

三連複や三連単といった券種では買い目が必然的に多くなるため、無駄馬券による回収率低下がかなりの比重を占めています。

特に三連単をボックス買いしている人は非常に多いと思われますが、ボックス買いは期待値が低すぎる要らない買い目を 99.9% 含んでいる危険な買い方です。

ボックス買いをしているという人は、一度すべての買い目をバラして 1つずつ検討してみれば、「どういう展開になったらこんな着順になるんだ」と思うような買い目が数点は混じっているかと思います。

三連複や三連単で回収率を上げたいなら、全ての買い目に「なぜその着順になると思ったのか」の理由付けができることは最低限必要です。
また、シンプルに大穴馬を避けることも回収率を上げる立派な工夫と言えます。

競馬には大きな当たりを狙って大穴ばかり買う人が常に一定数いるため、三連系に限らず全ての券種で大穴が絡む買い目の平均回収率は低いのです。
大穴馬は、馬券に絡むと言える確たる理由が無い限り買ってはいけません。

三連単は高額配当の山で万馬券も勝ち取りやすい

三連複が万馬券を狙ううえで微妙な券種であることは馬単のところでも書いた通りですが、三連単は大方の予想に違わず圧倒的な高額配当の量を誇ります。

何と言っても、万馬券の出る確率が 7・8割近いことは見逃せないポイントです。
だいたい当たれば万馬券になるわけなので、わざわざ狙うまでもありません。

三連単で高額配当を狙うため、無理に穴馬を入れるなどしてオッズを引き上げようとするのではなく、素直に本気で当てに行く馬選びをしたほうが勝ちやすいでしょう。

一方、百万馬券や一千万馬券を狙いに行こうとする場合は、馬を選ぶのではなくレースを選ぶことがとても重要になります。

超が付くほどの高額配当を狙いに行くのですから、買い目そのものは大穴 2・3頭でほぼ自動的に決まっていると思います。
であれば、考えるべきなのは選んだ買い目の着順で決着する希望があるかどうかです。

「ちょっと流石にこれはな…」と思うような買い目が並ぶレースはキッパリと見送る代わりに、「3頭のうち 2頭くらいは割と来そうだぞ」という買い目があるなら勝負しても良いかと思います。

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競馬で最も勝ちやすい券種はやはり単勝

各券種それぞれについて的中率や回収率を上げる工夫、そして高額配当を狙ううえで抑えておきたいポイントなど、勝ちやすい券種の買い方について色々と書いてきました。
ここまでの内容を簡潔にまとめると以下の通りです。

・単勝や複勝は誰でも勝ちやすい券種で万人向け
・高額配当を狙うとなると単勝と複勝はかなり弱い券種になる
・二連系券種の中でも枠連はあまりオススメできない
・二連系や三連系の券種で的中率を上げたいなら実力のある人気馬を軸に据える
・回収率の期待値も考えて二連系で勝負するなら買い目点数に注意
・二連系の券種では馬単はもちろんワイドでも万馬券が生まれやすい
・三連複や三連単で回収率を上げるには徹底的な無駄馬券の排除が必須
・三連単なら万馬券自体がよく出ているので無理して狙いに行く買い目は不要

総じて、回収率はどの券種でも工夫次第で十分に上げられる一方、的中率で複勝にかなう券種はありませんし、万馬券の量産具合で三連単を超える券種もありません。

ただ、全体的に見て勝ちやすい券種は何なのかと言われたら、やはり狙い次第で 1 ~ 10 までカバーできる単勝ではないでしょうか。

競馬初心者でも人気かつ展開の向いている馬を 1頭だけ予想するのは難しくありませんし、意外な穴馬を見つけて的中させられることも多いですからね。

派手さには欠けますが、勝ちやすいかどうかだけを考えるなら単勝を推します。
もちろん、レースによって単勝より勝ちやすい券種があることも珍しくありませんので、臨機応変に考えていくことも大切ですよ。