日本競馬会のレジェンド武豊騎手の年収や獲得賞金を紹介

日本競馬会のレジェンド武豊騎手の年収や獲得賞金を紹介

日本の競馬界で最も知名度の高い人と言えば、多くの人が武豊騎手の名前を挙げるのではないかと思います。

そんな武騎手ですが、彼の年収や総資産額はいったいいくらになるのでしょうか?
この記事では武豊の年収や総資産、また家族構成などを簡単に紹介します。

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武豊騎手の功績

武豊騎手の功績(引用元:https://world.jra-van.jp/news/N0011729/)

日本に競馬が誕生したのは明治時代ですが、その長い歴史の中で騎手として最も功績を残したのが武豊騎手です。

騎手は馬に騎乗しレースに勝つことが一番の目的ですが、武豊騎手はレースの勝利数だけでなく、日本国内で最も賞金が高いGⅠレースを、数多く勝つなどの実績を残しています。
武豊騎手が残した代表的な実績は以下の通りです。

JRA最多通算勝利数
史上初の年間200勝
騎手大賞受賞数最多

他にも数多くの実績を騎乗を通して挙げています。
では上記3つの実績の内容を細かく見ていきましょう。

JRA最多通算勝利数

「JRA最多通算勝利数」とは現役の騎乗を通してJRAのレースで勝った数になります。
現在2位の岡部元騎手が2943勝に対して、1位の武豊騎手は2021年終了時で4319勝と、2位を大きく離して現在も勝ち続けています。

2022年で現役36年目になりますが、平均して年間123勝を挙げている素晴らしい成績です。

史上初の年間200勝

武豊騎手は2003年に史上初の年間勝利数200勝の快挙を達成します。
その後も2004、2005年と3年連続200勝の記録を達成しますが、この記録も史上初の快挙で、こちらは現在のところ破られていません。

年間勝利数の記録は現在トップ騎手であるルメール騎手と武豊騎手のみが達成している偉大な記録となります。

騎手大賞受賞数最多

「騎手大賞受賞」とは年間勝利数、年間勝率、年間獲得賞金額の3つがいずれもトップだった騎手に与えられる賞であり、現在のところ岡部元騎手、ルメール騎手、武豊騎手のみが受賞経験があり、またこの騎手大賞を彼は通算で9回受賞されています。

騎手大賞は文字通り歴代トップ騎手としての称号ですが、この3人のトップ騎手の中でも断トツの受賞経験を誇っている点も、武豊騎手の偉大な記録です。

ここで紹介した記録は代表的な3つの記録ですが、それ以外にも数多くの細かい実績や記録を更新しているのが、武豊騎手の特徴であり、騎手としてJRAの記録更新に多大な貢献をしている存在といえます。

武豊騎手の最大の功績

現在の競馬は1990年代初期の第2次競馬ブームを継承する形で続いており、平成9年の4兆円を超える売上をピークに、現在も3兆円近い売上を記録し続けています。

第2次競馬ブームの火付け役となったのが、オグリキャップのドラマチックな活躍ですが、平成元年には当時平成3強と呼ばれたスーパークリーク・イナリワン・オグリキャップの3頭全てに、武豊騎手は騎乗しGⅠを勝利しています。

そしてオグリキャップの引退レースでも武豊騎手は同馬に騎乗し、感動のラストランとも呼ばれる勝利を飾ったことが、以後の現在まで続く第2次競馬ブームを確立させる大きなキッカケになりました。

つまり現在の競馬はオグリキャップの活躍と合わせて、初期の武豊騎手の活躍により、現在の競馬の礎を作った点が彼の競馬界における最大の功績です。

2022年度も日本ダービーを制覇

日本の騎手にとっての夢であり憧れといえば、日本ダービーを勝つことだと思いますが、実際には多くの騎手が勝つことはもちろん、ダービーで騎乗することもできないまま引退しています。

この多くの騎手の憧れであるダービーを最も勝っている騎手は、もちろん武豊騎手です。
そして2022年で53歳になった武豊騎手ですが、いまだ競馬界のレジェンドとして大レースでも活躍を見せています。

特に2022年はドウデュースで9年ぶりにダービーを勝利し、自身が持つダービー最多勝利記録を5から6勝に更新します。

同時にこの時のダービー制覇によって、同時に当時48歳だったダービー勝利最年長記録を大幅に塗り替えることにもなりました。

53歳になっても勢いの衰えるところを知らない武豊騎手ですが、同年10月にはダービーを勝ったドウデュースで、10度目のフランス凱旋門賞挑戦を行うことが予定されており、今後も数多くの記録更新が期待されているレジェンドです。

武豊騎手の年収はいくら?

武豊騎手の年収はいくら?

一般に高収入と呼ばれている騎手の平均年収は3,500万円ぐらいと言われていますが、では実際に武豊騎手の年収は、53歳の時点でいくらになるのでしょうか?

直近でもある彼の2021年の年収を見てみましょう。
騎手の年収の内訳は、以下の3つで構成されています。

・レースで稼いだ賞金の5%にあたる「獲得賞金」
・レースの格に応じて騎乗ごとに支払われる「騎乗手当」
・レースの格を問わず1鞍騎乗に対して支払われる「騎手奨励手当」

そして、2021年武豊騎手の年収の内訳がこちらになります。

・獲得賞金=約7,150万円
・騎乗手当=約1,500万円
・騎手奨励手当=約850万円

この3つを合計し、約9,500万円が武豊騎手の2021年度の騎手としての年収です。

年功序列の一般企業であれば、年を重ねるごとに収入は増加しますが、レースに勝つことで得られる獲得賞金がメインの騎手は、やはり高齢になるほど勝利が遠ざかり年収が低下しますが、53歳で9,500万円もの高い年収を得ている点は素晴らしいの一言に尽きます。

また武豊騎手がデビューしたのは1987年ですが、この年の年収が約6,600万円であり、デビュー年で通算年間69勝や重賞3勝といった、新人離れした活躍を見せたためですが、初年度から騎手の平均年収を大きく上回っています。

そして武豊騎手の全盛期と呼べる、ディープインパクトで3冠を達成した2005年には、年収約2億2千万円ほど稼いでおり、デビュー1年目を除けば最も年収が低かった年は、ケガの後遺症で苦しんだ2012年の約9,000万円です。

この数値に近い2021年は不調の年だったといえますが、2022年にはダービーを勝つなどの活躍を見せており、不調を乗り越えてさらに今後も年収増加することが予想されます。

武豊騎手の生涯獲得賞金はいくら?

武豊騎手の生涯獲得賞金はいくら?

2022年で現役36年目となる武豊騎手の年収は上述の通り平均1億円を超えていますが、次に実際に現役生活を通してどの位の獲得賞金を稼いでいるのかを見てみましょう。

2021年に英国のOLBGが発表した2020年末時点での「ジョッキー獲得賞金ランキング」によると、武豊騎手は世界中で見ても騎手として最も獲得賞金を稼いでおり、その総額は7億9,610万ドル、当時の日本円で約860億円近くを稼いでいることになります。

この時の2位は同じく日本の横山典弘騎手でしたが、横山騎手の獲得賞金は約5億6,000万ドルと、1位の武豊騎手とは約2億ドル近い差があります。

このランキングにはトップ10のうち日本人騎手が8人ランクインする形となりましたが、このことからもわかるように、世界中の中でも日本の競馬は最も賞金が高いことがわかります。
武豊騎手は世界でもトップの賞金環境の中、最も賞金を稼いでいる騎手と言っても過言ではないでしょう。

武豊騎手の総資産は?

先ほど武豊騎手の獲得賞金の総額が日本円で860億円近く稼いでると言いましたが、この金額は単純にレースの賞金を合算した数値です。

実際にJRAではレース獲得賞金のうち、馬主80%、調教師10%、騎手と厩務員がそれぞれ5%と、これらの配分で賞金が分配されます。

ですから騎手の配分である5%で金額を計算すると、860億円の5%に当たる約43億円が2020年末の時点で、武豊騎手がレースで実際に稼いだ総収入です。
武騎手はレースの獲得賞金だけでおよそ生涯40億円近く稼いでいることになります。

さらに騎手には「騎乗手当」と「騎手奨励手当」の2つがあり、騎乗数の安定している武豊騎手ということで、年平均で約2,000万円貰っていると仮定し計算すると、2つの手当の合計が2020年終了時点で約6億8,000万円となります。

ですからレース獲得賞金と騎乗に関わる手当の2つの金額を合計すると、2020年終了時点で50億円以上となります。

また知名度の高い武豊騎手はメディアの取材や出演、そしてCM出演なども多く、これらの金額は不明ですが、かなりの金額をもらっていることが想定できるため、生涯収入はさらに増えることが予想されます。

またこれらの金額は2020年終了時の数値であり、2022年も現役のため、まだまだ年収は増え続ける可能性が極めて高いです。

日本人の生涯年収の平均が2億5000万円~3億円ぐらいと言われていますが、武豊騎手の生涯年収は最低でも生涯年収の20倍近い総収入ですね。
武豊さんは京都に5LDKの自宅を構えており、こちらも立地から計算すると数億円にも昇るかなりの資産です。

また現在京都のスポーツジムのプロデューサーとしても活躍していますが、こちらは出資状況などは不明ですが、月の会費が10万円以上する高級ジムでもあり、プロデューサーという肩書だけでもかなりの収入があることが想定できますね。

実際の資産額は公表されていませんが、過去には高額納税者ランキングに入るなど、かなりの税金を納めていますので、騎手の中では一番の資産を持っている可能性が高いと言えます。

武豊騎手の兄弟や嫁は?

武豊騎手の兄弟や嫁は?(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=t4eOMoEKEIU)

武豊騎手の父は「ターフの魔術師」とも呼ばれ、1960年代から1980年代にかけてトップ騎手として活躍した武邦彦さん(2016年死去)で、4人兄弟の3男として産まれます。

4男の幸四郎さんは元騎手であり武豊騎手の弟として話題になったので、競馬ファンにはご存じの方も多いと思いますが、現在は現役調教師を務めています。

長男の伸さんはフリーライターとして競馬に関わる記事を投稿していましたが、2000年には覚せい剤取締法違反で逮捕されており、現在の職業は不明です。

また次男の克己さんは、競馬に関わることはなく、大学を卒業し大手企業の研究所所長をされていると言われています。

嫁は80年代に人気のあった元アイドル佐野量子さんですが、当時メディアで武豊さんとの結婚は大々的に報道されたので多くの方がご存じだと思います。

佐野量子さんは2015年には20年振りとなるテレビ出演を果たしますが、アイドル時代の片鱗を伺わせる美貌が話題にもなりました。

結婚と同時に芸能界を引退し、武豊騎手のパートナーとして家事に専念しますが、残念ながら現在でも子宝には恵まれておりません。

量子さんは2022年で54歳のため子供を授かるには厳しい年齢ですが、武豊騎手は過去にいくつか不倫騒動を起こしており、ネット上では「隠し子がいるのでは?」という噂が飛び交っています。
しかし公には彼の子供に関する情報はありません。

競馬界と武家

武豊騎手の家系である武家は明治以降の日本競馬から現代まで続く家系で、現在の競馬関係者にも多くの親戚がいることで、競馬ファンには知られています。

現在の武家は大きく2つに分かれており、父邦彦さんの父で北海道馬主協会の理事も務めた芳彦さんの家系と、芳彦さん兄弟にあたり、元調教師でもあった平三さんの家系です。

芳彦さんの家系は武豊さんに繋がりますが、平三さん家系では、息子の子である宏平さんは元調教師であり、永祥さんは元騎手であり元調教師です。

そして永祥さんの子の英智さんは元騎手で現役の調教師であり、また元騎手でこちらも現役調教師の作田誠二さんは、平三さんの娘婿にあたります。

このように武家の人物は多くが、現在も競馬関係者として関わっていますが、武家の歴代の特徴は騎手としては珍しい170㎝近い長身にあります。

武豊騎手自身の身長が171㎝の長身ですが、父の邦彦さんも172㎝の長身であり、弟の幸四郎さんはなんと177㎝も身長があります。

さらに親戚の英智さんも169㎝の長身であり、邦彦さんの長男であり武豊さんの兄である伸さんは、学生時代は同志社大学でラグビー部員としても活躍しており、身長も190㎝を超えるかなりの長身だったと言われています。

通常であれば長身の騎手は減量苦から、騎手になるのを断念する人も多いですが、競馬に長く携わってきた武家の人間はむしろ長身であることを活かし、騎手として活躍することに繋げていることが、武豊の親戚からも伺えますね。

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まとめ

いかがでしたしょうか。
今回は武豊騎手の年収や家族構成について紹介しましたが、騎手は命がけの職業とは言え、稼げる仕事であることは、彼の年収を見ても明らかですよね。

ただし、減量苦やケガなど、武豊騎手は表には出さないものの、実際はかなりの苦労を乗り越えて現在の地位を築いているはずですので、今後も競馬界のレジェンドとして、現役武豊騎手の活躍には注目していきたいですね。