地方競馬で儲かる買い方とは?勝ち方や攻略法を具体的に解説
中央競馬の買い方はわかるけど、地方競馬の買い方はわからないという人も多いのではないでしょうか?
実際に中央競馬と地方競馬では勝ち方や攻略法が大きく異なるため、地方競馬は初心者には難しいと思われがちです。
この記事では地方競馬で儲かる買い方となる勝ち方や攻略法を解説していきます。
地方競馬の全体的な傾向や特徴を把握しよう
地方競馬は全体で見ると中央競馬よりも本命傾向の高いレースが特徴ですが、その理由は全体的に見るとレースの出走頭数が少ないためです。
レースは基本的に頭数が多くなればなるほど、的中は難しくなります。
例えば単勝を例に見ても、単純な確率論では5頭立てのレースでは25%の的中率ですが、10頭立てのレースですと10%に的中率が低下します。
ですから、どの投票法で購入したとしても、出走頭数が増えれば増える程、単純に波乱が期待できますが、逆に出走頭数が減るほど本命傾向が強くなります。
中央競馬ではフルゲート18頭立てで行われますが、地方競馬はフルゲート16頭が最高ですが、中央競馬では少頭数の10頭以下となるレースは比較的少なく、レースの大部分は10頭以上の多頭数で行われます。
それに対し地方競馬ではメインレースや一部の大レースを除き、ほとんどが10頭以下の頭数でレースが行われます。
中央競馬であれば穴狙いも有効ですが、地方競馬は出走頭数が少なく本命傾向が強いレースが多いのが大きな特徴となります。
地方競馬と投票方法の注意点
中央競馬と地方競馬は基本的には同じで、投票方法も単勝から3連単まで好きな馬券を購入することができます。
ただし、枠順を着順を含めて指定して購入する枠単という投票法は、中央競馬にはなく地方競馬の一部で取り扱いを行っている特殊な投票方法です。
基本的には馬単と同じイメージですが、馬単では馬番単位で着順を指定し購入するのに対し、枠単では枠順単位で着順を指定します。
枠単と馬単では基本的に馬単の方がオッズが高くなりがちですが、同じ買い目となる場合は、枠単の方が高くなるケースも少なくないため、確実にオッズを確認するようにしましょう。
また、地方競馬は開催場所によっては非常に出走頭数が少ないケースが多いのも特徴です。
中央競馬でもそうですが、出走頭数が7頭以下になると、馬券の的中条件にも大きく関わり、基本的に7頭以下の場合は枠番、枠単の発売はなく、また複勝の的中着順が3着から2着へ変更となります。
特に複勝をメインで買っている人は、7頭以下の場合は的中対象となる着順が変わる点は必ず覚えておきましょう。
地方競馬独自の特殊な投票法
枠単以外にも特殊な投票法として、5重勝式馬券やトリプル馬単という馬券を購入することもできます。
こちらはネット投票限定ですが、地方競馬ならではの特殊な投票方法です。
5重勝式馬券とは、中央競馬ではWIN5という名称が定着していますが、中央競馬が最大3場の10、11Rが対象になるのに対し、地方競馬では各開催地方競馬場ごとに5重勝式馬券を購入することができます。
購入は地方競馬の投票サイトであるオッズパークでのみ購入可能で、楽天競馬やSPAT4などのネット投票サイトや、現地、場外馬券売り場で購入することはできません。
次にトリプル馬単は、指定された3レースの馬単を3レース続けて的中させる必要があり、WIN5の対象レースが3つに減り、対象投票法が1着馬を当てるのではなく、1、2着を着順まで正確に当てる馬単へと変化した特殊な投票法になります。
トリプル馬単はSPAT4でのみ取り扱いを行っており、オッズパーク、楽天競馬などのネット投票サイトや、現地、場外馬券売り場で購入することはできません。
この2つはいずれも運営が独自に行っている特殊な投票方法になりますが、的中時の配当が大きく一攫千金を狙える夢のある馬券と言えます。
ただし、安定して儲けるためには運による要素が高く、基本的には避けた方がおすすめです。
地方競馬で単勝で儲けるためには?
レースで1着の馬を当てることが的中条件となる単勝は、そのシンプルさから人気の馬券ですが、中央だけでなく地方競馬でも単勝は人気の投票法の1つです。
単勝の中央と地方競馬の大きな違いは、中央競馬のオッズと比較すると地方競馬ではオッズは低くなりがちな点です。
払戻金額は1レースの売上金額によって決まりますが、購入するユーザーが多い中央競馬よりも、全体の購入者数の少ない地方競馬の方が、同じ的中条件でも見返りが少ないケースも多いです。
特に前半レースの1番人気の単勝は1倍代と非常に安いケースも多いため、こういった単勝はどんなに自信があっても、購入した時点で外れるリスクを考慮すれば割りの悪いギャンブルです。
ですから狙っている馬の単勝オッズが極端に低い場合は購入を見送る勇気も大事になってきます。
地方競馬場によっては全体的に波乱傾向の低い競馬場や、逆に大荒れも期待できる競馬場もありますが、単勝で狙う場合は基本的には波乱を期待し大荒れの期待できる競馬場を中心に穴で狙うのがおすすめです。
複勝は頭数にも注目
複勝も単勝と同様に、中央競馬と比較すると地方競馬の複勝オッズは低めのため、基本的に波乱の期待できるレースや競馬場を中心に、穴馬を狙うのがおすすめと言えます。
ただ、地方競馬で複勝を買う際に最も気を付けるべき点はレースの出走頭数です。
競馬場によっては前半のレースは7頭以下でレースが行われるケースも多く、7頭以下の場合は複勝の的中条件は3着以内から2着以内へと変わるため、的中条件がよりシビアになってしまいます。
複勝のメリットである3着までが対象という点を活かせないレースでは、2着以内を狙って複勝を買うよりも、3着を拾えるワイドなどに切り替えた方が無難と言えます。
ですから、レースの出走頭数には毎回着目し、出走頭数7頭以下のレースの複勝は極力買わないように注意しましょう。
馬連・ワイドはポイントバックにも注目
(引用元:Rakuten競馬)
地方競馬の馬券をネット投票で購入する際のメリットとして、ポイントバックのシステムが充実している点は、中央競馬には無い大きなメリットです。
そして、現在ポイントバックの対象となる馬券は以下の7種類で、単勝と複勝は基本的に適用外となっています。
・枠連
・馬連
・枠単
・馬単
・3連複
・3連単
このポイントバックを行っているのは、楽天競馬とオッズパークの2つの投票サイトです。
楽天競馬では楽天ポイントが最大10%、オッズパークでは様々なギフトカードと交換可能なオッズパークポイントが最大10%、それぞれ購入金額に基づき、的中、不的中を問わず付与されます。
このポイントは上述の通り単勝、複勝は対象外となるため、地方競馬でポイントバックの恩恵を受けたい人は、ワイド以上の2頭以上を対象とした馬券の購入が必要となります。
またワイドも競馬場によっては対象外のケースもあるため、こちらは購入前に必ず確認するようにしましょう。
本命サイドを狙って、1日の回収率100%を維持できれば、還元されるポイント分は1日の利益となります。
ポイントバックに期待して購入するのは本末転倒ですが、地方競馬を狙う上では単勝、複勝よりも、オッズは低いものの的中率の高いワイド、組み合わせによっては高配当が期待できる馬連は積極的に買いたい投票法と言えます。
ちなみに、楽天競馬では、全地方競馬の馬券を購入することができますが楽天銀行口座の開設が必要で、また、5重勝式馬券、トリプル馬単の購入はできない点がネックです。
逆にオッズパークでは複数の銀行口座から入金可能で、手軽に始めやすいですが、地方競馬の中心ともいえる南関東4場のレースは購入することができません。
ただし、ポイントバックに関しては大きな差は無いため、それぞれ個々のケースに合わせて、どちらを利用すればよいかを検討してみて下さい。
3連系の馬券は絞り込みが重要
中央の3連単は多点買いを行う人も多いですが、地方競馬では必ずしも多点買いが有効とは限りません。
なぜなら、出走頭数が少ないことで一部の買い目に人気が集中するケースも少なくないからです。
こういった事態を想定し、3連複や3連単は基本的には少ない点数に絞り込むことが重要になってきます。
特に3連系を狙う際は不動の軸馬が存在しているケースに有効で、この1頭の軸馬からさらに絞り込んで手を広げるのが基本戦略です。
ただし、3連単でも人気が集中すると、払戻金額が5倍を下回るケースもあるため、買い目とオッズによって何点に絞るかどうかを十分に検討するようにしましょう。
投票法別の特徴とまとめ
今回は投票法別の特徴を紹介しましたが、詳しく表にまとめてみました。
投票法別の狙い目と特徴は以下の通りです。
狙い方 | 狙い目 | |
単勝 | 穴狙い | 頭数の多いレースや人気が極端に集中しているケースが狙い目 |
複勝 | 穴狙い | 7頭以下のレースは極力避け、8頭以上のレースの穴馬が狙い目 |
ワイド | 本命狙い | オッズは全体的に低いので、ポイントバックも視野に入れて本命狙い |
枠連・馬連 | 穴・本命 | 少頭数は手堅く、多頭数は波乱も期待できる。ポイントバックも視野に |
枠単・馬単 | 穴・本命 | 枠連・馬連と狙いは同じだが、必ず確認することが大事 |
3連複 | 穴・本命 | 枠連・馬連と狙いは同じだが、全体的に本命傾向が高い |
3連単 | 本命狙い | 本命狙いが中心だが、オッズは必ず確認しトリガミを防ぐ |
基本的には穴狙いが有効なのは単勝、複勝の2つですが、フルゲートに近い多頭数のレースや、狙った馬が極端に人気が集中していないケースなどは、馬連、3連複なども穴が狙えます。
7頭以下のレースでは複勝の購入を避ける点や、ワイドがポイントバックの対象になっているかどうかの確認、そして意外に盲点となりがちな3連単でのトリガミを防ぐためのオッズ確認など、投票法別に注意点を踏まえておきましょう。
これらの特徴を掴み、レースに応じて様々な投票法で馬券を購入することが、地方競馬で儲かるための買い方です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は地方競馬の勝ち方を、単勝、3連単など投票方法という点に着目し、儲かるための買い方を解説しました。
中央競馬で馬券を買う人の多くは、自分の得意な投票法で馬券を買いがちですが、地方競馬では基本的に本命傾向が強いため、ケースに応じて様々な投票法で馬券を購入する必要があります。
そのためにも、それぞれの馬券の特徴を把握し、最適なケースで適切な投票法で馬券を購入したいですね。