一口馬主とは?始め方とメリット・デメリットについて解説

一口馬主とは?始め方とメリット・デメリットについて解説

「一口馬主」という言葉を聞いた事があるでしょうか?
一口馬主は競馬の新しい楽しみ方として近年注目されており、著名人だけではなく一般の人の中にも一口馬主になったという人が沢山出てきています。

本記事では一口馬主について基礎情報を解説し、一口馬主のメリット・デメリットや、一口馬主になる方法についても詳しく紹介します。

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一口馬主とは?

一口馬主とは?

馬主とはその名の通り、競走馬を購入してその競走馬の持ち主になる事です。
馬主となっている著名人として有名なのは、「キタサンブラック」の馬主である北島三郎さん、「ジュヴァルグラン」の馬主である佐々木主浩さんが特に有名で、知っている人も多いのではないでしょうか。

馬主になってその競走馬がG1レースに勝利すると、多額の賞金を獲得出来るため、お金を儲ける事ができます。
ところが競走馬を1頭購入するには最低でも1,000万円、最も高額な競走馬は最高額は6億円以上という庶民にはとても手が出せない金額です。

一口馬主とは、簡単に言うと株式投資の競走馬版のようなもので、1頭の競走馬に対して複数の人が少しずつお金を出資しあうといった制度です。

競走馬を所有するグラフ側からすると出資してもらえる人達を増やしやすいですし、出資する側からすると間接的ではありますが、競馬ファンなら誰もが憧れる「馬主」になる事ができるため、双方にとってwin-winの制度であると言えるでしょう。

通常の馬主との違い

通常の馬主との違い

通常の馬主と一口馬主との最大の違いはやはり「一口馬主は出資している競走馬の完全な所有者ではない」という点でしょう。

通常の馬主にはその競走馬の去就を決める決定権があります。
最終的にどのレースに出走させるのか、最終的には引退させるかどうかなど、ここぞという時に決めるのはやはりその競走馬を所有している馬主の役目です。

しかし一口馬主はその競走馬を共同で所有しているに過ぎないため、1人の人間が勝手に出走するレースを決めたり、引退させるかどうかを決める事はできません。
一口馬主が所有している競走馬の出走ローテーションなどは、クラブ側と調教師の話し合いによって決められています。

一口馬主のメリット

一口馬主のメリット

一口馬主が注目されている最大の理由は沢山のメリットを得られるからです。
一口馬主になる事で得られるメリットを、ここでは具体的に7つ紹介します。

ここで紹介したメリットに魅力を感じるのであれば、一口馬主になる事を検討してみても良いのではないでしょうか。

少額で馬主気分を味わうことができる

一口馬主になる事で得られる最大のメリットは、やはり「馬主気分を味わえる」事ではないでしょうか。
間接的ではありますが、一口馬主になると、出資した競走馬が活躍するのに貢献している事になります。

まだ一口馬主になっていない知り合いの競馬ファンに対して自慢する事ができますし、もし一口馬主になった競走馬がG1レースに勝利するような活躍をしてくれれば、一般の人も一口馬主の話に興味を持ってくれるかもしれません。

仔馬と関わる機会が増えて競馬に関する知識が深まる

一口馬主は、自分が出資した競走馬の幼い頃の姿を実際に観に行く事ができます。
自由に好きな時間に会いに行くといった事はできませんが、定期的に一口馬主だけの牧場見学が実施されているので、スケジュールの都合が合うのであれば一度参加してみる事をおすすめします。

もちろん自分が出資している競走馬ですから、どのような飼育をしているのかなど、仔馬の成長時期に関する様々な事を教えてもらえるでしょう。
一口馬主がきっかけで、競馬についての知識がさらに深まったという人はとても多いです。

見学ツアーなどに参加できる

先ほども少し触れましたが一口馬主になると、定期的に開催される「見学ツアー」に参加する事ができます。

さすがにレース前の調教時期に見学ツアーを実施している事はありませんが、重賞クラスの競走馬であれば、夏場は放牧の時期なので、普段のレースの時とは全く異なるリラックスした姿を見る事ができるでしょう。

「馬主席」に入るチャンスがある

競馬場には、一般のお客さんが入る事ができる一般席以外に、馬主のみが入る事ができる「馬主席」という特別な席が設けられています。

この席には馬主しか入る事ができませんが、一口馬主ももちろん馬主なので、この馬主席に入る事が可能です。
ただし席に限りがあるので、応募が多数だった場合は抽選によって馬主席に入れるかどうかが決められます。

クラブパーティーや祝賀会に参加できる・限定グッズが買える

一口馬主になると、競走馬を所有しているクラブが開催するパーティーに参加する権利が与えられます。
クラブパーティーは年に一回、ホテルなどを会場にして実施されますが、誰もが知っているような有名騎手や調教師が出席するので非常に華やかですし、直接会話する事も可能です。

競馬ファンにとって憧れの人達と直接接する機会を得られるというだけでも一口馬主になる価値は十分あるのではないでしょうか。

また、出資した競走馬がG1レースに勝利すると、レース後に祝賀会を実施します。
この祝賀会には出資している馬主のみが参加できるので、会場はとても盛り上がります。

この競走馬が活躍すると信じて出資を続けてG1レース勝利という輝かしい結果を残してくれたからこそ祝賀会に参加できるわけですから、喜びもひとしおでしょう。 

また、一般には出回らないオリジナルグッズを購入できるのも一口馬主のメリットと言えるでしょう。
とはいっても誰もが全てのグッズを買えるという訳ではなく、数理限定のグッズなどは非常に人気で、販売当日に完売してしまうようなものもあります。

グッズは事前にチェックしておき、欲しいものはすぐに購入できるようにスタンバイしておきましょう。

配当金を得ることができる

一口馬主は普通では得られない体験が出来ることだけがメリットではありません。
一口馬主は株式投資の競走馬版だとはじめの方に説明しましたが、出資している競走馬が好走し、賞金を獲得するとあらかじめ定められた比率の配当金を得る事ができます。

これだけを見ると、「勝てない競走馬に出資していても意味がないのか」と思ってしまうかもしれませんが、競走馬が出走する事で得られるお金はレースの賞金だけではありません。

レースに出走して完走すれば「完走手当」が支払われますし、レースによっては「特別手当」が支払われる事もあります。
たとえレースで全く勝てなくても、定期的にレースに出走していればそれなりの配当金を得られるというのは馬主にとっては嬉しい配慮と言えるでしょう。

一口馬主で競走馬を選ぶ際は、能力を見極めるのは大切ではありますが、「しっかり出走できる丈夫な身体かどうか」の方がより重要です。

楽しみや仲間が増える

自分の出資している競走馬が居るというのは、競馬を見る目を劇的に変える大きな要素となります。
普通の競馬ファンの大部分が、自分が応援している競走馬が無事に完走して勝利することだけを考えていますが、一口馬主になることで競走馬が出走するまでの裏側を全て見ることができます。

競走馬が競走馬としてデビューするまでには多くの人が関わっています。
もちろん自分が出資している競走馬がレースに勝利してくれれば配当金を得ることができるため、一口馬主にとっては嬉しいことに変わりありませんが、それ以前に牧場で長い時間をかけて調教を受け、無事に競走馬としてデビューした時の瞬間の喜びは何物にも代えがたいです。

もちろんデビューしてからも自分の出資している競走馬の同行は常に気になることでしょう。
一口馬主になることで、間違いなく競馬への興味がより深くなります。

また、今ではSNSで簡単に同じ一口馬主と繋がれるようになり、仲間を見つけるのも簡単です。
一口馬主にしか分からないような話題で大いに盛り上がるでしょうし、一口馬主になって間もない人にとっては、どんなマニュアルよりも繋がった一口馬主からのアドバイスは参考になるうえに実用的です。

一口馬主のデメリット

一口馬主のデメリット

ここまで紹介したように、一口馬主になることでたくさんのメリットを得ることができますが、その一方で一口馬主になることによって生じるデメリットもそれなりに多いのです。

以下に代表的なデメリットを紹介するので、自分にとって耐えられるデメリットかどうかを確認してみてください。

投資後も出費が発生する

一口馬主をやっていて最もデメリットと感じるのは、投資をした後も費用が発生するという点です。
株式投資、債券、外貨投資、投資信託など、資産運用をする際は投資をする際には費用が必要ではあるものの、一度投資してしまえばそれ以降お金がかかることはありません(もちろん元本割れのリスクはあります)。

一方、一口馬主の場合は競走馬に出資して以降もその競走馬を飼育するための維持費など、さまざまな費用が発生します。
出資後も費用が発生することが苦痛に感じてしまうという人には、一口馬主ははっきり言って向いていません。

勝てることは非常に稀

競馬の馬券で勝つことは非常に難しいというのは、競馬ファンならば身に染みて理解していることでしょう。
その一方で、出走するだけで完走手当などによって収入を得ることができる一口馬主は定期的に収入が入ってくるため、「もしかすると一口馬主のほうが儲かるのでは?」と思ってしまう人もいるかもしれません。

結論から言うと、「一口馬主で儲けている人は全体のごく一部」です。
一口馬主で儲けている人は、全体の約10パーセントに過ぎないというデータが出ています。

馬券で利益を出している人も、全体の1割にも満たないそうなので、馬券で儲けている人と一口馬主で儲けている人の比率はほぼ変わりないといえるでしょう。

出資した競走馬がG1レースを複数回勝利するような突出した能力を持つようであれば、利益を出すことができますが、そのような競走馬を見つけることは大穴馬券を的中させること以上に難しいです。

利益を得ることが目的で一口馬主を始めるひとも一定数いるのですが、そういう人は大抵理想と現実の違いに打ちのめされてすぐに一口馬主を辞めてしまうことになるでしょう。

抽選の当選率は年々低くなっている

昨今は空前の「一口馬主ブーム」と言われています。
一口馬主がブームになった理由としては以下のような要因が挙げられます。

一口馬主がブームになった理由
・「アーモンドアイ」「デアリングタクト」「クロノジェネシス」といったクラブ所属馬の活躍によって一口馬主になれば儲かるという噂が広まった
・コロナ禍によってお金が余っているという人が投資の一環として一口馬主を初めた
・競走馬を題材にした某ゲームの一大ムーブメントによって「競走馬のトレーナー」に憧れるファンが続出、一口馬主になった

この結果、人気クラブの仔馬には入札が殺到、抽選に当たらずまったく出資できない一口馬主は年々増加しています。
古くからそのクラブに出資している一口馬主からは「新規枠を撤廃しろ」という怒りの声が挙がっているほどです。

だからといって、「まったく知りもしない馬に出資する」「実績を上げていないマイナーなクラブに出資する」といった行為はお金を失うだけなので、決してその場の勢いで出資しないようにしてください。

出資馬の馬券をつい買ってしまう

自分が出資している競走馬の馬券というのは買いたくなってしまうものですが、馬主が馬券を買ったからと言って、その馬が普段以上の力を発揮することはありません。
応援するという理由だけで馬券を買うと、出資馬が負けるだけではなく、馬券も外れてという散々な結果になってしまいがちです。

辞め時が難しい

競走馬の調子は浮き沈みがあるので、心の中では「もう勝てないだろうし辞め時かな」と思っていても、「もしかすると次は勝ってくれるかもしれない」と期待を寄せてしまい、結局ズルズル続けるといった事になりやすいです。

そして当然の事ながら毎年のように新しい仔馬が誕生して一口馬主を募集します。
すると、また別の仔馬に出資して一口馬主を継続してしまう…といった具合で、実は一口馬主というのは辞め時が非常に難しい投資なのです。

一口馬主の始め方

一口馬主の始め方

メリットとデメリットを確認して、それでも一口馬主の魅力を感じたのであれば、ぜひ一口馬主にチャレンジしてみましょう。
本項目では注意点も踏まえつつ、一口馬主の始め方について順を追って解説します。

まずはしっかりと資料請求をしよう

デメリットの項目でも解説したように、一口馬主で利益を出すことは非常に難しいです。
一口馬を始める際に「利益を求める」と期待外れに終わってしまいますが、「後悔しないような競走馬に出資する」努力は絶対に怠ってはいけません。

出資を募集する仔馬のカタログはだいたい実際に出資を募集する1年前に完成します。
出資する仔馬の情報を得ることができるのはカタログだけなので、気になる出資対象の仔馬が見つかったら、クラブに資料請求してみましょう。

現在はほとんどのクラブでサイト上でも出資馬の紹介をしていますが、カタログの写真の方が鮮明に仔馬の馬体を確認できるというメリットがあります。

募集時期を確認して出資したい馬を選ぶ

新たな出資馬の募集時期はクラブによって異なるため、詳しくは各クラブのカタログまたはホームページを確認するのが一番ですが、一般的には1歳の夏ごろに募集を開始するケースがほとんどです。

人気のクラブには当然募集開始と同時に出資希望が殺到するので、この時点で抽選となります。
募集終了時期もクラブによって違っていて、年末に終了するクラブもあれば、出資馬が入厩するタイミングで募集を終了するといったところもあります。

出資は先着順ではなく、募集終了までに出資希望を出せば採用されます。
特に初心者は早く希望を出さねばと焦ってしまいますが、決して焦る必要はありません。

むしろ焦ってしまうとまったく活躍できない仔馬に出資してしまうことになってしまうので、カタログなどをじっくりと見て本当に出資したい馬を決めるようにしましょう。

1人が出資できる頭数には制限がありませんが、1頭あたりの出資できる金額は、その馬の過半数に達しない口数(300口なら149口まで)と、決められています。

人気のクラブは入会時期が限られていることも

クラブの募集時期というのは基本的に「出資馬を募集している時期」に限定されます。
そして、クラブに入会するというのは出資馬に出資するのと同義なので、とりあえずクラブにだけ入会するといったことができません。

じっくりと出資馬を吟味することは大切ですが、吟味室ギルト募集時期が終わっていてクラブに入会も出来なかったといった事態になってしまうので、気になる出資馬が見つかったら募集時期が終了するまでにクラブ入会の手続きを済ませておきましょう。

一口馬主はどれくらい費用がかかる?

一口馬主はどれくらい費用がかかる?

一口馬主をする際にもっとも気になるのが「お金」でしょう。
ここからは一口馬主を始めると実際にどのくらいのお金が必要なのかについて解説します。

ここで紹介するのは本当に必要最小限の出費なので、少なくともここで紹介した出費さえできないようであれば、一口馬主を継続することは不可能です。

入会金

クラブに入会するためには「入会金」を支払う必要があります。
入会金はクラブによって異なりますが、だいたい2万円前後が相場だといわれています。
入会金は一度支払えば以降は支払う必要のない費用です。

出資費用

出資費用は実際に出資馬に支払うお金です。
一口あたりの出資費用は「出資馬の総額÷募集口数」で決められていて、出資馬の販売価格が高ければ当然一口当たりの費用は高額となります。

支払いの方法には「一括払い」と「分割払い」がありますが、分割払いにしても金利などが発生することはありません。

それならば一括払いよりも分割払いのほうが良いのでは?と思ってしまいがちですが、ほとんどのクラブで一括払いをしてくれた人に対しての「特典」を設けています。
出資費用も一度支払えばそれ以降は支払う必要のないお金です。

会費

会員がクラブに支払う費用です。
会費は出資頭数や口数などで変動することはなく、会員は一律同じ金額を支払います。
会費の金額もクラブによって異なりますが、相場はだいたい3,000円前後だとされています。

会費は会員に郵便物を送付する、配当金を振り込む際に発生するなどといった手続きで発生する各種経費や出資馬のマネジメント・情報収集・管理業務、更にはサイトや会報などの会員向けサービスなど、主にクラブを運営するための費用として使われています。

会費に関しては今までに紹介したものと違っていて、クラブに入会している限り毎月払い続けなければなりません。

馬の維持費

馬の維持費というのは、簡単に説明すると出資馬が生活し続けるためのお金です。
競走馬はロボットではなく生き物なので、食事もしますし日々のお世話もしなければなりません。

維持費に関してはクラブの運営方針にもよりますが、だいたいざっくり計算すると1頭あたりの月の維持費用は50万円ほどだといわれています。
この競走馬が100口の出資枠であれば、だいたい一か月あたり5,000円必要です。

維持費は出資馬が2歳になってから引退するまで毎月支払わなければならない費用であり、先ほどのクラブ会費と違って、たくさんの競走馬に出資していればその分維持費も増えます。

保険料

競走馬としてデビューすると、生命保険に加入しなければならないのですが、その保険料も一口馬主は支払わなければなりません。
とはいえ、この保険料は微々たるものなので、保険料に関してはさほど気にする必要はないでしょう。

投資気分で始めると失敗する

投資気分で始めると失敗する

以上のように、一口馬主は出資している競走馬が出走していなかったとしても、少なくとも毎月数千円の出費が発生します。

いかに出走手当などがもらえるとは言っても、ある程度上位に入らなければ毎月必要となる経費を回収することはできません。
一口馬主をやっている人の大部分が「マイナス収支になっている最大の要因」が毎月必要となる経費です。

通常の投資であれば様々な対策を講じることでマイナス収支を改善できますが、一口馬主の経費に関しては一口馬主を続けている以上は逃れることができない出費となります。

繰り返しになりますが、一口馬主を投資気分で始めるとほぼ確実に失敗します。
日宇都口馬主は儲けるための手段ではなく、競馬の知識をさらに深めるための手段として始めるようにしましょう。

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まとめ

一口馬主とは、株式投資の競走馬版のようなものです。
1頭の馬に対して複数の出資者がお金を出し合ってその競走馬を維持する代わりにレースで勝利すれば配当金を受け取ることができるという仕組みになっています。

競走馬を購入するのに少なくとも数千万円必要ですし、毎月の維持費も数十万円必要と、一般の人が馬主になるのはほぼ不可能ですが、一口馬主であれば少ない資金でも馬主気分を味わうことができます。

馬主になることで仔馬の様子を見学したり、馬主席に座るチャンスを得たり、クラブパーティーや祝賀会に参加できるといった様々なメリットがありますが、その一方で他の投資と違って毎月クラブ会費や出資馬維持費を支払うなど、出費が発生するといったデメリットがあります。

一口馬主は「儲かるから」という理由で始める人も多いのですが、実際に一口馬主で利益を出している人は全体の1割程度でしかなく、投資感覚でスタートするとほぼ確実に失敗します。

一口馬主は馬主そのものに興味を持った人や、競馬についての知識をさらに深めたい、というように投資というよりも出費感覚で始めたほうがよいでしょう。

しかし、近年は空前の一口馬主ブームであり、人気のクラブには出資希望者が殺到してなかなか出資したい競走馬に出資できないといった事態が続いている点には注意が必要です。