3連単ボックスとは?点数計算方法とおすすめの買い方を紹介
競馬で一獲千金を狙いたい時や、予想に絶対的な自信があるときにおすすめなのが「3連単」という馬券です。
3連単とは1着から3着までを順番通りに予想する馬券で、的中難易度はとても高いですが、その分ほかの馬券とは比べ物にならないほどの高額配当が期待できます。
3連単は買い目点数があまりにも多すぎるため、馬券を購入する際は買い漏らしを防ぎつつ、点数が多くならないような工夫が必要です。
本記事では3連単の買い方のひとつである「3連単ボックス」という買い方について、特徴や点数計算方法、おすすめの買い方について解説します。
3連単ボックスとは?
たとえば、2番3番4番の馬が3着以内に入るであろうと予想したとします。
この場合、「2-3-4」「2-4-3」「3-2-4」「3-4-2」「4-2-3」「4-3-2」と6通りの馬券を購入すれば2番3番4番のボックス買いをしたことになります。
3連単ボックスのメリット
3連単ボックスのメリットは、入着する馬の選択さえ間違っていなければほぼ間違いなく的中するという点です。
3連単の買い方には、1着の馬を固定してしまう買い方もあるのですが、この場合3位以内にその馬が入着していたとしても、1着にならなければ購入した馬券すべてが外れてしまうことになります。
しかし3連単ボックスならば、選んだ馬が1着になろうが2着になろうが3着になろうが的中するので、的中率を重要視している人には最も適した買い方といえるでしょう。
3連単ボックスのデメリット
3連単ボックスのデメリットは少ない頭数であっても買い目が多くなってしまうという点です。
3連単を的中させるためのは、出来るだけ買い目に多くの馬を含める必要があるのですが、たくさんの馬を含めてなおかつボックス買いをすると、1点当たり100円にしてもすぐに1万円を超えてしまいます。
3連単を購入する際は基本的にある程度まとまったお金が必要となりますが、3連単ボックスで馬券を購入するつもりであれば、いつも以上に資金は潤沢にしておく必要があるでしょう。
もうひとつのメジャーな買い方3連単フォーメーション
3連単の買い方として、「3連単ボックス」はよく目にする買い方ですが、もうひとつ競馬関連のサイトや記事などを見ていてよく目にする買い方が「3連単フォーメーション」です。
3連単フォーメーションのメリット
3連単フォーメーションのメリットは買い目点数を抑えることができるという点です。
たとえば、先ほどと同じように2番3番4番の馬が3着以内に入ると予想し、そのなかで3番の馬を1着固定にしてフォーメーション買いをしたとしましょう。
この場合、買い目は「3-2-4」「3-4-2」とたった2点になります。
さきほどの3連単ボックス買いだと6点買いとなるので買い目点数の違いは一目瞭然でしょう。
買い目点数を少なくできるので、ある程度手広く馬を選べるというのも3連単フォーメーションのメリットといえるでしょう。
先ほどの3頭に加え、1番の馬を含めたとしても、買い目は「3-1-2」「3-1-4」「3-2-1」「3-1-2」「3-2-4」「3-4-1」「3-4-2」「3-1-4」の8点となり、4頭を選んでも3頭のボックス買いよりも2点買い目が多いだけです。
3連単フォーメーションのデメリット
1着の馬が予想通りにならなければすべての馬券が不的中となってしまうのが3連単フォーメーション最大のデメリットです。
先ほどの買い方では3番を1着固定にしていましたが、3番の馬が2着以降になってしまった瞬間そのレースの馬券代をすべて失うことになってしまいます。
したがって、3連単フォーメーションは3連単ボックスと比べると的中難易度がかなり高い買い方といえるでしょう。
3連単ボックスは軸馬を決めづらいレースでおすすめの買い方
3連単ボックスは出走している馬のなかにほかの馬よりも能力が高い馬が複数頭存在し、その馬たちの実力が拮抗していて軸馬を決めきれないといったレースでおすすめの買い方です。
軸にできそうな馬を1頭決めきれないのに無理に軸馬を設定してフォーメーション買いをしてしまうと、その馬が2着以下になってしまう可能性がかなり高いです。
しかし実力馬がどの順位に入っても3着以内ならば的中となるボックス買いの場合、予想通りの展開にさえなってくれればそのレースは的中させることができます。
3連単ボックスの計算方法
例えば先ほどの3頭ボックス買いを式に当てはめると、「3×(3-1)×(3-2)」となります。
中の引き算を先にしてしまった状態で式に表すと、「3×2×1」となり、答えは6通りです。
仮に4頭を選んでボックス買いをするとどうなるのかというと、「4×3×2」で、答えは24通りとなります。
ボックス買いをするときは先に上の式に当てはめて計算し、自分の予算と比較して適切な買い目を導き出しましょう。
ボックス買いをするときは人気馬だけを固めて買わないようにする
ボックス買いをするときに注意しておいてほしいのは、「人気馬のみを固めて買わないようにする」という点です。
3連単ボックスは買い目点数が多くなりやすいので、できるだけ選ぶ馬を少なくしたくなるというのが本音ではないでしょうか。
しかし上位3頭だけを選択してその組み合わせだけをすべて購入する「3頭ボックス6点買い」といった買い方ではまず3連単は的中しません。
では上位の馬を3頭以上選んで少しでも当てやすくすればよいのかというと、選ぶ馬を増やせば増やすほど当然買い目点数は膨れ上がりますし、上位決着になってしまうと馬券代のほうが配当金を上回るトリガミの発生率がかなり高くなってしまいます。
したがって、3連単ボックス買いをするときは、上位人気の馬を2頭くらい選び、残りの馬は単勝50倍以内の馬のなかから必要な数を選ぶようにします。
この買い方であれば、的中しさえすればトリガミになることは滅多にないでしょう。
上位人気3頭を買わなくて良いのかと不安になる人もいるかもしれませんが、実は上位人気3頭で決着するレースというのは年間を通して見るととても少ないのです。
中穴あたりの馬も含めた買い方をしておいたほうが結果的に的中率も高くなりますし、的中した時に高配当が期待できます。
おすすめは5頭ボックス
3連単ボックス買いでオススメなのは「5頭ボックス」です。
5頭ボックスだと「5×4×3」で60点、1つの買い目あたり100円にしておけば馬券代は6,000円で済みます。
5頭選べるのであれば、先ほど紹介したような本命を押さえつつ中穴狙いの馬も複数選ぶことができるので、的中した時にある程度高配当も期待できます。
6頭ボックス買いをすると、馬券代は12,000円です。
12,000円なら一人でギリギリ無理すれば出せない金額ではないかもしれませんが、堅い決着となった場合はトリガミになる可能性が高くなります。
ボックス5点買いの6,000円というのは、堅い決着になってもトリガミになる可能性がかなり低い絶妙な金額であるということが、ボックス買いをするのにおすすめしている大きな理由のひとつです。
とはいえ、予想をしていて荒れる可能性が高いレースでなおかつ資金にある程度余裕があるのならば6頭ボックス買いにしておいたほうが的中する可能性が高くなりますし、予想通り荒れる決着となるのであれば馬券代は余裕で回収できるでしょう。
ボックス買いではトリガミになっていないか必ず確認する
ボックス買いではとにかくトリガミにならないように最大限の注意を払いましょう。
5頭ボックス買いをすると60点にもなるので、トリガミになるかどうかをチェックするのは大変だと思ってしまうかもしれませんが、購入した買い目のうち、もっともオッズが低いものだけをチェックして、そのオッズが60倍以下になっていなければどの買い目が当たってもプラス収支になります。
もしトリガミが発生しているのであれば、低いオッズになっている買い目の購入金額を増やすといった対処をしましょう。
軸馬を決められるならば3連単フォーメーションが断然おすすめ
競馬のレースでは、ときにほかの馬と比べても圧倒的に実力が上の馬が1頭ないし2頭出走しているレースがあります。
こういったレースの馬券を購入するときにボックス買いをするのはもったいないです。
圧倒的に実力が上の馬は必然的に軸馬となるため、こういったレースでは買い目点数を押さえることができるフォーメーション買いをしておき、資金の許す限り2着以下の馬を増やすようにしたほうが回収率は高くなるでしょう。
まとめ
3連単ボックスは、選んだ馬が3着以内であればどこに入っても的中するような買い方です。
馬の選び方さえ間違えなければ必ず的中するので的中率が高いというのが大きなメリットですが、その一方で買い目が多くなってしまうというデメリットを抱えています。
したがって、出馬表を見て軸馬を定めにくいレースの時に3連単ボックスを使うようにしましょう。
3連単ボックスは買い目点数が多くなるので、オッズの低い馬ばかりでボックス買いをするとトリガミになってしまう可能性が高くなります。
オッズの低い人気馬はある程度押さえつつ、中穴程度の馬も含めてボックス買いをしておいたほうがトリガミの心配も少ないですし、的中した時の配当金も期待できます。
ボックス買いをするときは、ある程度選択肢も広げることができ、なおかつ馬券代も1万円以内で収まる5頭ボックスがもっともおすすめです。
ただし、荒れる可能性が高いレースの場合でなおかつ予算に余裕があるのであれば、1頭増やして6頭ボックスで購入しておいてもよいでしょう。
予想通り荒れたのであれば、買い目を増やしても馬券代は簡単に回収できます。
圧倒的に実力が上の馬が存在し、軸馬を簡単に設定できるようなレースの場合はボックス買いではなくフォーメーション買いで馬券を買うようにしましょう。