競馬予想サイトのシードは詐欺サイト?口コミや評判から徹底検証
競馬予想サイトとは、独自のルートによって一般の人では得られないような情報を入手し、それらと過去データをもとにしてレースと買い目を厳選し、会員に提供しているサイトです。
サイトの運営資金は主に有料情報の利用料となっているため、予想が当たらなければユーザーはあっという間に離れて閉鎖に追い込まれます。
したがって競馬予想サイトは入れ替わりがとても激しく、毎月新しいサイトが誕生してはそれと同じくらいの数のサイトが閉鎖しています。
本記事では最近開設された「シード」という競馬予想サイトについて、徹底検証していきます。
シードとは?
競馬予想サイトの名前は、「万馬券」など競馬にちなんだものが多く、このサイトのようにあまり競馬と関連性のない単語を使っているのは珍しいです。
シードは「種」を意味する英語であり、競馬は金の鳴る木だというのが当サイトの認識となっています。
そして、シードが提供する予想は「金の鳴る木を生み出すための種である」という観点からサイト名を「シード」と名付けたそうです。
シードのトップページにアクセスして真っ先に目に入ってくるのが「万が一回収率が99パーセントを下回ったら全額返還対応」という言葉です。
これだけを見ると、「予想が当たらなかったらお金を返してくれるなんて、素晴らしいサイトだ」と思ってしまうかもしれませんが、よく見ると「※1」という注意書きがあります。
この注意書きがどこに書かれているのかというと、実はサイトトップページの一番したに小さく「返還対象プランに限ります」と書かれています。
つまり、この全額返還対応はすべてのプランに対応しているわけではなく、ある特定のプランにのみ対応しているというわけです。
特定プランの全額返還対応というのは、実は多くの競馬予想サイトで実施していることであり、特段強調するような特典でもありません。
あの文面だけを見て盲目的に入会するようなことはやめておきましょう。
ただし、会員ページの「全額返還対応」についての文面を確認してみると、ほかの競馬サイトのように単一のプランのみというわけではなく、複数のプランにおいて対応となっているようです。
実際に問い合わせてみなければ分かりませんが、有料情報を利用する際は、返還対応となっているプランを最初に利用しておいたほうがよいでしょう。
トップページにはかなり長々と文章が書かれていますが、要点をまとめるとシードというサイトは、「何よりも利益を追求するサイトである」ということが書かれています。
そして、利益を出すためには的中率ばかりを重視するのではなく、回収率を意識した買い目提供が必要であるとしているので、シードの予想は大きく当てることを第一に組まれているものと考えられます。
しかし決して何も考えずに買い目を出すわけではなく、しっかりとリスクは少なくなるように考えられた買い目提供がなされているとのことです。
これらの事が実現できるシードでは、競馬は投資として活用できるということを強くアピールしています。
シードの運営会社を調査
シードの特定商法に基づく表記を確認すると、住所は「東京都豊島区南大塚2-11-10 3F」と記載されています。
この住所を調べてみると、「ミモザビル」というビルが建っていました。
このビルは部屋をバーチャルオフィスとなっており、バーチャルオフィスを利用して運営している競馬予想サイトは実際にいくつかあるので、この点は特に怪しい部分はありません。
また連絡先には電話番号も書かれており、とっさの質問にも答えてもらえるでしょう。
ただし、質問の受付時間は朝10時から夕方は17時までとなっている点には注意が必要です。
シードの運営会社概要
シードの運営会社概要は以下のようになっています。
サイト運営会社 | オフィスシード |
運営責任者 | 佐藤 豊 |
所在地 | 東京都豊島区南大塚2-11-10 3F |
メールアドレス | info@s-eed.net |
電話番号 | 03-6426-0565 |
シードのメリット・デメリット
シードは住所や連絡先等には問題は見られないため、少なくとも情報料目的で設立された悪徳サイトではないと判断してよさそうです。
しかしこれだけの情報で利用する価値があるサイトかを判断するにはまだ不十分です。
シードに会員登録してみて、実際に利用するうえで感じられるメリットやデメリットを確認してみました。
シードのメリット
シードの目玉はなんといっても「全額返還保証」でしょう。
全額返還保証は、実はほかの競馬予想サイトでも設けられていますが、ほとんどがひとつのプランにだけ適用され、なおかつ1回限りの利用に限定されています。
一方シードの「全額返還保証」は、サイト内の説明を見る限り、複数の有料情報が対応となっているようです。
ただしこの保証を受けるためには応募が必要となっており、記事を執筆した時点では応募は終了となっていました。
再開されるかどうかは定かではありません。
シードのデメリット
シード最大のデメリットは「有料情報を利用する際のハードルの高さ」です。
後述しますが、シードの有料プランでもっとも低価格なものは「ワンミリオン」の19,800円となっています。
しかも、シードではほかの多くの競馬予想サイトが特典として設けている新規会員登録時のポイント付与がありません。
つまり、有料情報を利用するためには最低でも自腹で19,800円を支払うことになります。
もちろん有料情報を買うだけでは利益は出ず、馬券を購入することになり、少なくとも3万円近い出費となるでしょう。
サイトを登録していきなりこれだけのリスクを負うのはやはり怖いものなので、どうしても有料情報を利用することを躊躇してしまいます。
シード有料情報の料金プラン一覧
記事を執筆した時点で確認できた有料プランを表にまとめました。
ここにまとめた以外でも不定期プランが存在している可能性はあります。
プランの順番は掲載順となっており、情報料の順番とはなっていない点はご了承ください。
プラン名 | 情報料 | 目標金額(円) |
成沢式馬券術 | 250ポイント | 不明 |
ローカルリポート | 350ポイント | 不明 |
キングオブロジック | 450ポイント | 不明 |
ワンミリオン | 19,800円 | 90~120万 |
リークアウト | 200,000円 | 不明 |
暴露王 | 180,000円 | 160万 |
ヤラズの方程式 | 160,000円 | 160万 |
エージェント | 150,000円 | 140万 |
クローバーフィールド | 120,000円 | 130万 |
プライベートジョッキー | 88,000円 | 60万 |
血継理論 | 78,000円 | 70万 |
マギ | 58,000円 | 80万 |
現代馬券メソッド | 48,000円 | 80万 |
一撃 | 95,000円 | 150万 |
プランの種類や特徴
シードの有料情報は大きく分けて常に情報提示がなされている「スタンダード情報」と不定期ながらさらに大きな利益をもたらしてくれる「ハイグレード情報」とに分けられます。
それぞれのプランの特徴をよく理解して納得のいくプランを利用しましょう。
スタンダード情報
スタンダード情報は全部で3種類となっており、提供される馬券はそれぞれ馬連、3連複、3連単と明確に分かれており、用途別に活用しやすいです。
スタンダード情報の情報料はポイント制になっており、まずサイト内でポイントを購入してから参加するという流れになります。
成沢式馬券術
成沢式馬券術は、馬連の買い目を提供しているプランとなっています。
人気馬券師成沢一弘なる人物がこのプランを担当しているとのことですが、ネットで調べてみてもこの人物に関する情報は出てきませんでした。
説明を見る限り、馬連の中でも高回収を期待できるレースを選定し、買い目を提供しているようです。
ローカルリポート
ローカルリポートは3連複の買い目を提供するプランです。
この有料情報では何よりも現地を取材することによって得られる情報を重要視し、実際にその場所で得られる情報が何よりも信ぴょう性が高いという信念のもと、さまざまな競馬関係者に取材をおこなっています。
その結果、実力以上に人気が先行している馬や、さまざまな事情により有力馬が本気で走らないレースなどを見つけ、そのレースで確実に馬券を的中させる買い目を提供しています。
キングオブロジック
キングオブロジックは、馬券のなかでも最も平均配当が高い3連単の予想を提供しているプランです。
3連単は1着から3着を着順通りに当てなければならず、的中させる難易度はほかの馬券とは桁外れであるとともに、平均配当金額もまたほかの馬券とは比べ物にならないほど高いです。
キングオブロジックでは「ラップ理論」をもとに買い目を提供しています。
ラップ理論とはそのレースがどのようなペースで展開されるのかをあらかじめ予想し、出走している馬から予想されたペースが適していると考えられる馬を買い目として提供するという理論です。
ラップ理論を駆使すれば人気馬が人気通りの着順になるかどうかは容易に判別できるため、穴馬が活躍しそうなレースをすぐに見つけ出すことができます。
ハイグレード情報
ハイグレード情報は全部で11種類と現状確認できた分だけでもかなり種類が多いです。
ポイント購入ではなく、直接現金による購入となっています。
ハイグレードプランでは「リークアウト」以外ですべて目標金額が記載されていますが、情報料と回収率の比率は必ずしも一定ではなく、なかには下位プランと上位プランの目標金額がまったく同じになっているものもあります。
プランの説明を見てどのような特徴があるのかを確認しつつ、情報料と目標金額もチェックして利用するプランを選定しましょう。
提供している馬券の種類はすべて3連単です。
ワンミリオン
ワンミリオンはなんといっても情報料19,800円で目標金額が最高120万円という桁違いの投資効率が魅力です。
その分掲載は不定期のようなので、もし提示されていた場合は早めに申し込まなければ完売してしまう可能性が高いでしょう。
このプランにだけ、実際に利用して利益を得た人からの口コミが記載されており、シードが相当力を入れて買い目を提供しているプランであることが分かります。
提供される買い目は徹底的に「ローリスク・ハイリターン」を重要視したものとなっているため、目標金額に届かないことはあったとしても、確実に利益を確保することが可能なプランです。
リークアウト
リークアウトはその全貌がページからは全くつかめない、シード最高峰の有料プランとなっています。
どのような特徴を持っているのかも一切わからず、プランのリンク先を見てわかるのは、リークアウトの情報提供には審査があり、その審査に合格した人だけが全貌をうかがい知ることができるといったことのみです。
情報提供を希望するようなメールもこちらからは送れないので、突然リークアウトの情報が提供されるという可能性もあります。
メールボックスはこまめにチェックしておいたほうがよいでしょう。
暴露王
暴露王はシードが契約している「情報エージェント」なる人物から得た情報を元にして、買い目を公開している有料情報です。
競馬で勝つためには一般にも出回っている情報だけではなく、ごく限られた人物のみが知る居うる極秘情報を入手することが大切だと説明されています。
その極秘情報を独占入手するためにシードでは多額の費用を投じてこの情報エージェントと契約を結びました。
情報エージェントはいわば「極秘情報の仲介人」とも呼ばれる存在であるため、彼のもとにはほかの競馬情報サイトであればごく一部しか知りえないような情報をすべて集まってきます。
その情報をシードはすべて入手できるため、極めて精度の高い予想を提供することができているのです。
ヤラズの方程式
「ヤラズ」とは競馬業界にのみ流通している専門用語のひとつで、簡単にいえばあえて1着にならないように走ることです。
全力ではして1着をとれないのであればまだしも、わざと手を抜いて1着ならないうような走り方が発覚すればもちろん罰則対象となります。
しかし騎手もプロですからあからさまにヤラズとわかるような走り方はせず、JRA側も見つけることが難しいのが現状です。
またオーナー側の事情でやむを得ず「ヤラズ」をやらざるを得ない状況というのも発生します。
例えば出走する競走馬がレース当日に突然調子を大きく崩してしまった場合、出走取消という手段もありますが、諸事情によりどうしても走らせなければいけなかったとしましょう。
すると、騎手はとにかく無事に完走させることを第一目標とし、本気で走らせることをしません。
これは結果から見ればヤラズ行為といえますが、決して八百長ではありません。
例えばライスシャワーという競走馬が1995年の宝塚記念に出走した時は、鞍上の的場均騎手が騎乗した瞬間に違和感を感じ、レースの勝敗を度外視して完走させることを最優先にしたという実話があります。
このように、私たちの知らないところでやむを得ない「ヤラズ」は繰り広げられているのです。
このプランは、そんなヤラズをさまざまな情報網から事前にキャッチし、高額配当を実現させます。
エージェント
こちらのプランのエージェントは、暴露王を担当する情報エージェントではなく、オーナーや牧場に騎手を紹介する、騎乗依頼仲介人にスポットを当てたものとなっています。
重賞レースではオーナーや牧場の意向によって騎手が決まりますが、下位レースだと騎乗依頼仲介人がどの馬に誰を乗せるかを決定することも多いです。
したがって、下位レースの動向はある意味エージェントが握っているといっても過言ではありません。
シードでは元エージェントと契約を結んでおり、彼が築き上げた人脈をもとに高額配当が期待できるレースを見つけ出してユーザーに当プランとして提供しています。
クローバーフィールド
クローバーフィールドは、「厩舎」に着目している有料情報です。
厩舎は競走馬たちがレースに向けてトレーニングを積んでいる場所ということもあり、厩舎の関係者はレースに関する重要な情報を多数握っていることは間違いありません。
競馬新聞などでも厩舎からのコメントが掲載されるものの、その内容は調子が良いとも悪いとも取れるあいまいなものばかりなので、実際はあまり役に立ちません。
しかしシードでは厩舎関係者とも太いパイプを持つことによって、例えば調教師本人から外には出回らないような情報を入手することが可能です。
それを元にした買い目は高い的中率を約束してくれるでしょう。
プライベートジョッキー
プライベートジョッキーは騎手にスポットを当てた有料情報です。
競馬は競走馬だけではレースが成り立ちません。
競走馬に騎乗し、競走馬に的確な指示を出す騎手の存在は競馬にとって必要不可欠です。
実は騎手には「バレット」という騎手の仕事を補佐してくれる人物が存在しています。
バレットは主に騎乗時に使用する馬具などの準備を担当しており、バレットは馬券の購入が禁止されています。
ちなみに騎手地震も馬券を購入することは禁じられており、バレットはそれだけ競馬という世界に近い人物であることが分かります。
シードでは元バレットとも太いパイプでつながっているため、もしバレットがこのレースの馬券を購入するならという不可能なことを極めて近い状態で実現しています。
血継理論
このプランは「血統」に注目した有料情報です。
血統は今や競馬のレースを予想するうえで無くてはならない情報のひとつとなりました。
競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれるほど血の影響が強く、名馬を親に持つ子供は総じて能力が高くなることが多いです。
血統を徹底的に研究することで、その馬の能力をかなり高い精度で分析することを可能にしており、それを利用して買い目を提供しています。
しかし提供する買い目は大レースで必ず勝てるような強い馬を中心としたものではありません。
新馬戦や未勝利戦、ハンデ戦といったどちらかといえばどの馬が勝つかわからないようなレースを主に選んでおり、「稼げる馬券」をユーザーに提供しています。
マギ
「マギ」はデータを最大活用したプランです。
競馬のデータには馬体重や斥量、上がりタイムというようにさまざまな数字がデータとして提供されますが、それらを最大限に活用することは一般の人にはなかなか難しいです。
しかしシードではそれらの数値を指数化し、何千レースもの検証を重ねた結果、独自の理論を確率しました。
この理論によって提供される買い目は、あらゆる事態を想定したものとなっているため確実に配当金をもたらしてくれます。
現代馬券メソッド
このプランは、競馬を資産運用の一環として活用するためのものです。
大手企業が相次いで副業を認可しているその背景には日本では当たり前となっている「終身雇用」が難しくなっているという真実があります。
諸外国では昔から言われていたことですが、日本においても独自に資産運用をしていくことが必須の時代となりつつあることは間違いありません。
競馬は馬券さえ当たれば少ない資金を大きな利益に変えることができる投資としてはとても有用なものですが、馬券を当てるというのが一般の人には極めて難しく、競馬を投資にできている人はごく少数です。
シードの「現代馬券メソッド」を活用すれば、競馬を投資に変えることも夢ではありません。
一撃
競馬の馬券を買っている人が一度は夢見るのが1回の馬券で100万円以上、つまり「帯封」を手にすることではないでしょうか。
「一撃」は、そんな帯封を実現させるためのプランです。
帯封を当てるためには、穴馬が勝てるレースを選定しなければいけません。
シードでは豊富な情報網によって、人気馬が3着以下となってしまう、いわゆる大荒れのレースを見つけ出し、買い目提供をしています。
一気に資産を増やしたい人にとっては必見のプランといえるでしょう。
まとめ
シードは、とにかくユーザーに「利益をもたらすことを最優先としている」競馬予想サイトです。
そのために1番人気が勝つような鉄板レースではなく、どちらかといえば中穴や大穴が勝てるようなレースを同時の情報網を使って入手し、提供しています。
シードでは複数のプランに全額返還保証を適応させており、専用フォームでの申請が必要となりますが、該当するレースで99パーセント以下の結果となった場合は情報料を全額返還してくれます。
有料プランは確認できた分だけでも全部で14種類ととても多いですが、それぞれのプランはしっかりと差別化がなされています。
ただし情報料と配当金額の倍率は必ずしも一定ではないので、期待値もしっかりと確認しながらプランを選定していきましょう。